#21 不思議な遺跡……
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
翌朝、俺は時計の音で起きた。さすがに人を待たせている以上遅刻する
わけにはいかない……ということでこうなったわけだ。
身支度をして部屋から外に出るとちょうどサールズさんと会った。
俺「おはようございます、サールズさん」
サールズ「ああ、おはよう……にしても今日行く遺跡なんだか
不思議だよな……」
俺「ですね。転生者しか入ることができない遺跡……まるで転生者が
いることを物語っているような感じですね」
サールズ「ああ、そうだな……というか実際その通りなのだが……」
そう話しながら俺たちはマーフィさんが待っているであろう
ギルドの酒場の外に出る……そこには昨日と同じ服装をしたマーフィさんと
もう一人別の人物がいた。俺たちは朝のあいさつを交わす。
マーフィ「おはよう。この人は私の助手で、今回の移籍の第一発見者だ」
助手「今日はよろしくお願いします」
サールズ「はい、こちらこそお願いします」
そして、ざっと今日の日程をマーフィさんが説明し始める。
マーフィ「まずこの後は問題の遺跡や一緒に向かいます。そしてそこから
あなたたち二人だけで遺跡の中を探索してもらいます。
私たちも遺跡内の情報は把握したいのでこちらの紙に
気が付いたことや拾ったアイテム・出現したモンスター
そしてざっとでいいのでマップの作製をお願いします」
思った以上にやることが多いため俺は驚いていたがサールズさんは平然として
サールズ「はい、わかりました!」
と元気に返事をしてマーフィさんたちに着いて行く。
三十分程度歩くと目的地である遺跡のようなものが見えてきた。
俺「あれが例の遺跡ですか?」
マーフィ「ああ、その通りだ。確か別の調査をしているときに
見つけたんだったよな?」
助手「はいその通りです。しかし私が入ろうとしても入れなく仕方なく
周りを探索しているとさっき言った言葉が彫られていました」
マーフィ「ということだ。ここからは見ての通り、私たちでは踏み入れる
ことができない領域となっている……頼むよ二人とも」
サールズ「はい!任せてください!」
マーフィ「それと連絡が取れなくなると困るからこの無線を貸そう」
そう言ってマーフィさんはサールズさんに無線機を渡す。
というか、この世界にもこういう"無線機"というものがあったのか……
そんなことに関心しているとサールズさんが"いってきます"と言って
早速、遺跡の中へ入っていく。俺も走るようにして着いて行く。
俺「でもやっぱりこの遺跡って不思議ですよね……」
サールズ「そうだな……それにこの遺跡をどういう目的でどのようにして
作ったのかも謎だよな……」
俺「ですね……マップの方は俺が書きますよ!」
そう言ってサールズさんから紙を受け取り来た道のマップを書き始める。
数分歩いて、サールズさんが俺のマップの様子を見てくる。
サールズ「おぉ!壮太ってそんなすらすらとマップを書けるのか!」
俺「……いや、小さいころ暇でずっとゲームとかのマップを書いていたので
その名残で今でもこうやって書くことができるだけですよ」
なんとも切ない理由を明らかにするとサールズさんはそれ以上
何もツッコまずに先へ進む。
サールズ「気が付いたことなのだが……この遺跡奥へ進めば進むほど
たいまつの数が少なくなっていないか?」
俺は辺りを見回してたいまつの数を数える。
俺「……確かにその通りですね……というかなぜたいまつが……?」
サールズ「それはわからない……ただそのことも調査票に書いておこう」
気が付いたところにそのことを書き加える。
俺「にしてもなかなか敵が出てきませんね……」
サールズ「確かにその通りだな……そもそもで遺跡に敵って出現するのか?」
俺「……どうでしょう?ただろくに整備がされていない遺跡だとモンスターが
住みついたりする可能性は十分にありませんか?」
サールズ「それはありそうだな……とりあえず注意しながら探索を続けるぞ」
そう言って俺たちはひたすらに奥へ進んでいく……ただ終わりが見えない……
あれから三十分程度歩いて俺たちは立ち止まる。
サールズ「……なんで全然終わりがないんだ?」
俺「わかりません……引き返しますか?」
するとサールズさんが持っていた無線機からいきなり鈍い電子音が鳴りだした。
サールズ「なんだ……スイッチを入れてもつながらないぞ!?」
俺「えっ……それって相当まずい状況じゃないですか?」
サールズ「まずいというレベルではない……連絡が取れなくなる……」
俺「とっ……とりあえず来た道を引き返して遺跡から出ましょう!」
サールズ「そうしよう。帰ることが最優先だ」
俺たちはそう言ってきた道をダッシュで戻っていく。
サールズ「……おかしいぞ……たいまつの数が増えるどころか減っている!」
本来なら来た道を戻るという行為はたいまつの数が増えることを指す……
しかしなぜかたいまつの数はどんどん減っていく一方。
俺「道を間違えたわけではないですよね?」
サールズ「ああもちろんだ……」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




