表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/8

#2 ガチャ……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

俺「いやいや、こうヒール初期呪文とか特別な職業が付与されるとか……」

ラブェル「申し訳ございませんがあなたはCランクなので特別スキルや

     特別職業を付与することができません」

俺「まじか……なんだか異世界って大変そうだな……」

アニメでよくあるようなチートが出来れば楽勝だったのに……


ラブェル「そして、初期アイテムとしてこちらを」

そう言ってラブェルは何かを祈り始める。すると俺の右腕に腕時計大くらいの

スマホに近いようなものが装着された。


俺「これはなんだ?」

ラブェル「これは"現実世界"で使われているスマホのようなものです」

俺「なるほど!」

ラブェル「異世界冒険の際にわからないことがあればまずはそちらを

     お使いください。また、所持しているものなども見ることができます」

俺「つまりステータスなど含めて自分の情報が見れるってわけだな」


ラブェル「はい、そういうことです。それでは異世界へいってらっしゃい!」

ラブェルがそういうと俺に何かを祈る。すると地面から出てきた謎の白い光に

よって俺の体が宙に浮くような感じがした。


気が付けば俺は広い原っぱに寝そべっていた。

俺「ん?異世界に転生した夢を見た気がするけど……」

俺は体を起こして右腕を見る。するとそこには時計のようなものが。

俺「夢じゃなくて現実か……現実って言ってもここは異世界だけどな……」

そんな独り言をつぶやきながらどうしようかと考える……


とりあえず何か手がかりがないかと思いさっきラブェルに渡された

腕時計のようなものの画面をタップする。

すると、俺の正面にホログラムのようなでゲームのメニュー画面のようなものが

映し出される。異世界だからこそこんな簡単にすごい技術が扱えるのか……


俺は適当にステータスという部分をタップしてみる。

すると画面が切り替わり現在の俺のステータスが表示される。

俺「えっと何々……って運のステータスマイナスなんてことあるんだ……」

現実世界でもそうだったが、ことごとく運がついていない俺の能力は

異世界でも正常らしい……体力30、攻撃力20、防御力30、運-30。

おそらくだが、この運はクリティカル攻撃などの確率を表すものだろう……


俺はあまりにも低すぎるこのステータスで異世界ライフをどのように

楽しもうか悩み始める……そして再び画面を操作し始める。

俺「えっといったんさっきのところの画面に戻ったけど……嫌なボタンがあるな」

俺はそう言いながらも嫌なボタン……"ガチャ"というボタンをタップする。


すると初回だからか、チュートリアルのようなものが出てくる。

【ここでは装備やアイテムなど様々なガチャを引くことができます。

 ものによっては呪文を獲得できたり新たな地へ進むことが可能になります。

 早速ですが、こちらのガチャを引いてみましょう!】

おいおい……これ以上俺のメンタルを削らないでくれよ……


俺はそう祈りながら画面の指示の通りにガチャを引いていく……

結果は……星三装備……これが良いのか悪いのかわからないな……

【おめでとうございます!スタートアップガチャの結果としては

 星三装備があたりました!装備は最高星五となっています!

 ※なおこのガチャの各装備のあたる確率はガチャ右下のボタンで確認できます】


星五がマックスということはそこまで悪いわけではないのか……

俺にしてはついているとなと思いながらガチャ右下のボタンで

各装備のあたる確率を見てみることにした……

するとそこには"星三:100%"と書かれていた……

俺「はぁ……チュートリアルだから確実にこの装備があたるのか……」


自分の運の良さで手に入ったのではなくただただ100%だから手に入ったことに

少しがっかりしながらガチャ選択画面へ戻る。

俺「いろいろなガチャがあるな……確かさっきガチャを引いた時には

  右上に表示されているコインのようなものの数が減っていたから

  このコインのようなものを消費して引くってことなのか……」


これまでのオンラインゲームで培ってきた知識をフル活用して俺は

この異世界のことを分析し始める。

俺「とりあえずこのコインまだ5枚あるみたいだし、他のガチャも引いてみるか」

俺はこの発言が自分の首を絞めないことを祈りながらガチャを選択する。


俺「さすがに何もアイテムがないと不安だからな……

  このアイテムガチャっていうのをやってみよう……」

必死に祈りながらガチャを回し始める。結果は……紙一枚……

俺「っ!?このガチャごみすぎるだろ!?」


俺は思わず発狂する。誰だってこの状況なら同じように発狂するはずだ……

俺「もしかして運のステータスも実はガチャに絡んでいるのでは……」

そう思った俺はガチャのヘルプ項目を読んでみる。

するとそこには"ガチャのあたりの確率は運ステータス補正前のものです。

運のステータスにより下限0.001%上限30%(※30%以上のものは変動しません)"

と記載されていた。

俺「やっぱり運が絡んでくるのか……」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ