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#10 新たな拠点

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

町の灯が見えた俺はいつ歓喜をあげるような声で言う。

サールズ「やっと着いたか……町へ入ったらすぐに宿へ向かおう」

俺「はい、わかりました……やっと着いたぁ~……」

この移動を通して改めて俺がどれほど運動不足かということかわかった。


町へ入って気が付いたことだが、この町かなり広いぞ……

町へ入った瞬間から賑わいを見せる市場がありその先には宿、城、

武器防具屋、道具雑貨屋などなど……


俺「おお!この町かなり栄えていますね!」

サールズ「だな。前世で言う都会みたいなところなのかもしれないな」

俺「確かにこれだけ人が多いことや城があったら不思議じゃないですね!」

俺たちはそんな会話をしながら宿へと向かう。


受付嬢「いらっしゃいませ、ギルドの酒場へようこそ!」

俺たちが宿屋の受付に行くと、そこはギルドの酒場だったようだ……

サールズ「あれ?おかしいな……宿屋はここのはずだが……」

サールズさんがそんなことを言っていると受付の人が

受付嬢「ここはギルドの酒場ですが、宿屋も兼ねています!」


サールズ「そうなのか」

受付嬢「宿屋は一般の方でもご利用いただけますが、冒険者の会員登録を

    するとさらにお得にご利用いただけますよ!さらにギルドで出された

    クエストの受注なども行うことができます!」

なんだか"かなり異世界っぽさが出てきたな"と思いながら受付の人の話を聞く。


サールズ「どうする?今後のためにも登録しておくか?」

俺「そうですね、それにクエストの受注をすればお金の方も余裕が出てくると

  思うので買うことのできる武器や防具があるはずです!」

今まで、武器や防具を手に入れる方法としてはガチャしかなかった……


知っての通り運がない俺にとってガチャで狙ったものを当てるなんて

夢のまた夢の話……それを解決してくれるのが金だということ!

やっぱり世の中"金"なんだなと少し暗く実感してしまうようなことだった。


サールズ「では二人分会員登録をお願いします」

受付嬢「かしこまりました。それでは登録を行いますので

    そちらの機械に手を置いてください」

俺たちは促されるままに機械に手を置く。こういうのって魔法でやるとか

じゃないんだと思いながらも登録を行う。


数分後……

受付嬢「ありがとうございました。無事に冒険者の会員登録をすることが

    できました。以降、クエストを受注したいときは受付に

    お申し付けください。それでは良い冒険ライフを」

そう言われて俺たちは受付から離れていった。


辺りを見回すと見たこともないような設備があり目を見張る。

俺「すごいな……現実世界では絶対に見ないような機械まであるぞ」

完全に語彙力を失った俺の感想にサールズさんが苦笑しながら

サールズ「ああ、下手に触ったら壊れそうなくらいだよ……」


そして宿の受付から見える宿を除いてみると現実世界での五つ星ホテル級に

廊下が豪華な仕様となっていた。まだ部屋に入っていないがすでに

部屋がどんな感じかは想像がつくくらいすごかった……

俺「毎日、こんな良い宿に泊まれるなんて最高すぎる!」

俺がそう言ってはしゃいでいるとサールズさんが宿の受付をお願いする。


受付嬢「それでは二名様ですね……会員証のご提示をお願いします」

サールズ「かっ……会員証の提示……?」

受付嬢「はい……もしかして本日ご利用されるのが初めてですか?」

サールズ「はい」

受付嬢「かしこまりました。もし会員の登録が済まされていましたら

    "会員証オープン"と念じてみてください」


受付の人がそう言ってサールズさんはそれを実践してみる……

すると、サールズさんの目の前から何かの画面が出てきた。

受付嬢「ありがとうございます。これから会員証の提示が要求されましたら

    このような形で提示をお願いいたします」

へぇ~……なるほど、まるで"ステータスオープン"みたいだな……

続けて俺も受付を済ませてカギをもらう。


そのカギを使って部屋の中に入ると案の定すごく丁寧にひかれたベッドが

目に入る。そして周りを見渡すとホテルなどにあるような用具などが

一通りそろっており一生ここで暮らしたいと思えるくらい設備が整っていた。

そんな幸せな気持ちに浸っていると誰かがドアをノックする音が聞こえた。


俺は急いでドアを開ける。するとそこにはサールズさんが立っていた。

サールズ「少し遅めの昼ご飯にしないか?いくらなんでも食べ物を食べないと

     午後、体がもたなくなってしまう……」

俺「そうですね。遅いですが昼ご飯にしましょう」

そう言って俺たちは部屋の奥を抜けた先にある食堂へ向かう。


俺「お~!ここが本当に宿なんですか!?」

宿とは思えないほどの広さの食堂があり、この時間帯でもそこそこ人がいた。

サールズ「すごいな……たくさんの冒険者に利用されているのがこの宿という

     ことが一発でわかるような食堂だよ……」

サールズさんも人の多さやその設備のすごさに驚いていた。

俺「へぇ~……ビュッフェ形式で自由に取っていっていいのか!すげ~!」

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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