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小説家になろうの天才たち。

作者: 旅人

昨今、なろうは書籍化だけではなくアニメ化に伴い書籍化作家の売上が爆上げ中である。


ググっただけで裏を取っていない情報であるが、例を挙げてみる。


累計発行部数1千万部オーバー作品ですら、「転生したら」、「薬屋」、「ダンジョンに」、「盾」、「REゼ」、「オーバー」、「無職」等がある。(ちなみにあくまで累計で1巻あたり10万から30万?って事かも)


ちなみにネット上の正確な数字かはかなり怪しいです。誰か「なろうポイント」ではなく「なろう書籍化作品の発行部数」で分析してくれたら非常に読みたいです。


100万部オーバーなんて列挙するのが面倒なレベルだ。


なろう系?あんな誰でも書ける似たり寄ったりの展開書くなんて馬鹿ばかりって批判はさすがになくなった。


さすがに印税10%だとしたら10億、新人作家は低いという噂が本当なら5~7%だが、それでも億単位の所得(手取りは別よ)を得た人を軽く凌駕できる作品をかけるなら作品を作って欲しい。


普通に出版されたら買いますよ。



さて、これらのなろう系の代表作。


エッセイにいる僕は純文学だからとか、私は本格的ファンタジー派だからいう人達ですら、どれか一度ぐらい読んだ事あるのではないでしょうか?


読んでいないのに「なろうのシステム変えろ」とか言う書き手いたらちょっとビックリしますけどね。


皆様はどう思っただろうか?


・読める文章だったけど100話で離脱。

・主人公がうざいから2話で離脱。

・ハーレム展開キモイからヒロイン3人目で離脱。

・薬もなろう系と違って読めるけど、ちょっと展開遅いから離脱。


一般的な読み手だとこういう方も多いと思います。


実際私も100万部オーバーの作品達はすべて読んだことあるけど100話前後で離脱した作品のほうが多い。むしろ最後まで追っかけた作品は少数かな?


一般的な読み手がつまらないって言うのは分かるんでよ。


でも、「エッセイ」のみだろうが「文字の書き手」や「文筆家」の皆様は別の視点もあるのではないでしょうか?


作品の中身はともかく、「文の書き方」や「構成」はプロっぽい作品だと思いませんでしたか?


勿論、素人だろうなって人もいましたけどね。


すべて推測ですが、推測の理由をちょっと公開してみます。


ド素人作品の特徴。


・言葉足らず/言葉が多すぎになって読みにくい。

・難解で複雑な言い回しを好む。

・業務報告書のような説明ばかりで小説として何を伝えたいのか分からない。

・山も谷もない単なる文字の羅列になりがち。


出版され100万部オーバーの作品は最初からこれらの欠点はほぼなかったかと思います。


そこから彼らは、推測として「何年、何十年とネットがない時代からコツコツと書いていた人たち」じゃないかな?って推測します。


逆に文法や言葉の定義に対する曖昧さからプロっぽいという表現にしてみました。転スラの人とか元々プロの人と思ったんですが元は土木系の人とか…ちょっと意外。


才能はあるけど彼らは天才ではない人種。努力の人たちではないのかなって……なんとなく思うんですよね。



逆にコイツ天才かって思う人がいます。いわゆる芸術肌と言う奴です。


嫌われ者の旅人がタイトルなどを挙げると先方の邪魔になりかねないのでタイトルは省略します。


内容としては

・言葉足らず。

・山も谷もない文章


だけど、


・キャラの動きや情景が「なぜか」頭の中で浮かんでくる。

・作者が楽しんでいるなって「なぜか」妄想できる。

・作者のうざい推しが「なぜか」かクセになる。


お笑いの「ぱわー」とかYouTubeの広告で出てくる「あるある探検隊」と同じで何故かを説明するのは難しいのですが、クセになる感じの人ですね。


天才肌の素人を一度探してください。


そんな天才でもポイントが多くついている方は、過去に同じ様なキャラ、同じ様なネタを繰り返し書いて、ブラッシュアップしています。


Twitterの小説のほうが短編だからバズった作品が探しやすいかも。


過去作品をいくつかか見たら、あ…またこのネタだ。あ…この展開前と同じだ。ってすぐ分かると思います。


でも同じな話だけど古い作品だとなんか野暮ったい。バズった作品とはなんか違うんですよね。



「なろう」って結構天才肌の人いますよ。

結構って言っても100人ぐらいはいるかも。1000人はいないかもそんなレベルですけどね。


でも、天才肌の人って1年2年ちょっと書いただけでやめる人が多い気がします。


私が垢転生した理由が小説を諦めたからなんですが、諦めた理由は趣味としてやるには大変すぎたというだけです。


まぁ、私はそもそも「言葉足らずのど素人」の域から出られなかった無能派ですけどね。



ただ、本気でやるって言う人は本屋や検索で「文章力を上げる」コツや好きなプロ作家のインタビューってのを探してやってみるのもいいかもしれません。


「文章力上げる 小説」とかで検索した内容はかなりの努力と時間を費やす初心者には難しい本格的な内容です。


が、なろうエッセイで知り合った人たちと論議したり、仲間同士で見てもらったりするより、「なろう」の感想欄を参考にするよりは、書き手の皆さまにはよっぽどいい気がします。


転スラや無職の人をはじめとした作家のインタビューも検索してみるのもいいかもしれませんし、芥川賞などの作家のインタビューや大河ドラマの脚本家のインタビューなどもプロのインタビュアーが纏めているので参考になると思います。


努力しているのが分かるのに情報過多で難解な文章の人。もったいないから読みやすい文章に変えて!!って切に願う。


叙述トリックなど構成を難しくするのは効果的な範囲でドンドンやって欲しい。


最近、なろうで読める作品が少なくなってきてエッセイで管を巻いている旅人でした。



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― 新着の感想 ―
[一言]  不人気ジャンルで書いていたり、機会に恵まれないため読まれないだけで、多分なろうには臥竜鳳雛が多数紛れていると思います。  文章はシンプルなのに、テンポや韻のあるリズムで飽きさせずに先へ先…
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