表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外資系CAを目指す社会人の奮闘物語  作者: ちむちむるな
1/1

外資系CAになれるのか

ー夢を掴むための一歩と現実ー

私はC Aを目指す社会人だ。

と言っても23歳で独身。フリーターだ。

普段は派遣のバイトに行ったりして、生活費を稼いでいる。

大学を卒業してからすぐに就職したかったが、コロナで航空業界が求人を出していなかったため、書類すら提出できなかった。

私はエアライン専門学校を卒業したのではなく、海外の大学を卒業したため一歩遅れての就活だった。

学歴社会の韓国の大学だ。

私は高校卒業後すぐに大学に入学ができなかった。成績の問題ではなく、資金面の問題だ。

高校3年生の春に奨学金の申請をしようとしたが、第三保証人が必要だったのだ。

私の両親は債務整理をしていたため、保証人にはそもそもなれない。

親戚にもお願いをしたが、保証人はそう簡単になってくれるものではなかった。

現に奨学金破産をしている人が日本には沢山いるからだ。

私は辛かった。現役で大学に入学したかったからだ。

しかし、現実は現実だ。当時は自分が生きている環境を恨んだ。

もっとお金持ちの家に生まれてこれば幸せだったのかもしれない…、

そんな考えが頭の中をぐるぐる回った。

私は諦めて浪人を決意した。アルバイトを掛け持ちし、お金を集める資金集めに入ったのだ。

目標は100万円だった。

え?それで、韓国留学できるの?

留学エージェントに無料相談をした結果、最低で100万円で行けるらしい。

私は希望が見えた。

1年だ。1年だけ働いたら、私は韓国留学に行ける。

朝は元々高校生の時に働いていたバイト先で働き、夜はコンビニのバイトをした。

ほぼ一日中働いた。

帰ってくるのはほぼ、朝方の5時か6時だ。

昼の出勤は10時に出勤し、そのまま、コンビニだ。

賄いがないので、お弁当を母に作ってもらったりもした。

松屋で牛丼280円を買うのも勿体無いと思っていた。

そのお金があったら、もう少し貯金できるのではないか?

もう少し節約だ。

友達と遊ぶ時間も惜しんだ。

自分の将来のために、お金を集めると決意してもすごく迷ったりもした。

誘惑だらけのお店。

友達がS N Sに上げている写真。

私は何度もこれが正しい選択だったのか考え込む日々だった。

私の家は決して裕福ではない。

そんな家から留学しても良いのか。

貧乏だから留学したらダメではないのか。

そんな暗い考えが頭によぎったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ