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「君色に染まる虹」

振り向く君の笑顔が

涙で霞む時

もう会えない事を知った

あの夏の日

雨上がりの空に架かる橋は

何色だったのか

あの虹を見る度に

わたしは何を思うのだろう

虹を見上げるその横顔に


何気ない話を

二人で笑った

君が笑う仕草が可愛くて

からかってまた笑った

あんなに心を揺らす程の

何かがあった訳でもなく

言われた覚えもないのに

恋はいつの間にかそこにあって

心は君色に染まってた


回るスプリンクラーを

ぼんやりと眺めてた

水飛沫が虹の欠片に変わると

手のひらに落ちて来て

幻の様にすり抜けた

この想いを忘れてしまったら

君も幻になるのだろうか

君の笑顔は

確かにここにあるのに


だから

君の笑顔を

目に焼き付けておこう

霞んでゆく事のない様に

この想いを

深く胸に焼き付けて

忘れる事のない様に

ずっと忘れない様に

私が好きになった

君の姿を


あの夏の日

雨上がりの空に架かる橋は

何色だったのか

虹が架かる度に思い出す

君の笑顔

大丈夫

一度忘れてしまったら

またこうやって

思い出せばいい

そう 君色に染まる虹は

初めての恋の色だった



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