表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
与謝蕪村:春風馬堤曲  作者: 夢のもつれ
4/9

4.江南の言葉

 ○ 店中有二客 能解江南語(お店に二人連れのお客はん、島之内の言葉よう知ってはる)

   酒銭擲三緡 迎我譲榻去(酒手に三十文くれて、床几に座りぃゆうて行きはった)


 江南が色街の島之内とは、驚かれたかも知れませんが、永井荷風が私娼街玉の井辺りを濹東(隅田川の東岸)と表したのと軌を一にしています。


 船場あたりの本物の大阪弁はよく知らないのですが、上のように訳してみました。


 しゃがんでいた彼女に酒手をはずんで、折り畳みの椅子に座らせてくれた粋な旦那といった光景が浮かび、彼女が色街の女性で、客あしらいも慣れたものだということが暗示されています。

 

 茶店周りでのやり取りを経て、場面が変わっていきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ