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二度目の手紙

改めて私から婆ちゃんへ手紙では書ききれなかった思いをここに書くね。

(この小説が婆ちゃんの所まで届いてるといいな…

婆ちゃん…あの時の手紙ではあんな内容ばっかりでごめんね…頭が真っ白でね…婆ちゃん…辛くなかった?苦しくなかった?私達と暮らせて楽しかった?私は婆ちゃんと一緒に暮らせて幸せだったよ!婆ちゃんはいつもニコニコして笑顔で気遣いばっかりしてたよね?でも、そんな婆ちゃんが私も含めて皆大好きだよ?料理上手で毎朝神棚仏壇にお茶を上げることは欠かさない、いつも元気で歩いて買い物まで行ってたよね?婆ちゃん歩くの早すぎて私へとへとになってたよ(笑)婆ちゃんの居なくなった世界は心にポッカリと大きい穴が空いたみたいで寂しいよ…婆ちゃん…私の声届いてる?婆ちゃんと沢山行きたい所あったんだよ?温泉や花見、コスモスや向日葵もまた一緒に見たかったんだよ?お盆や正月やっと長期で休みが取れる仕事についたんだよ?これから婆ちゃんに今まで迷惑かけた分婆ちゃん孝行していこうって思ってたんだよ?妹の二十歳の成人式までは生きなんよって言ってたのに…後一年だったのに…いつかは経験する道だとは分かっていたけど突然過ぎるよ…まだ何も恩返ししてないよ?

でも、婆ちゃんらしいね?

皆の心配はするのに自分の事となると誰にも心配させない…そんな婆ちゃんが大好きだよ?この手紙届くかな?届いて欲しいな…行きたかった所一緒に行こうね?婆ちゃんの写真連れて私の趣味のバイクで写真も沢山撮って飾るよ?婆ちゃん…婆ちゃんは幸せだったかな?こんな孫でいつも心配かけてごめんね…こんな孫でもいい孫だったかな?そうだといいかな?婆ちゃん…今までお疲れ様!婆ちゃんは私達に沢山の宝物をくれたね?沢山の笑顔と愛情沢山の想い出…婆ちゃんとの想い出は何時だって家族を笑顔にさせるんだよ?時が経っても忘れないように私たちがじいさん婆さんになっても思い出せるようにこうして思い出を記しとくよ?最後に今まで本当にお疲れ様!沢山の愛と笑顔をありがとう。大好きです。)


婆ちゃんの居ない婆ちゃんの家……私は今日も仏壇に手を合わせるあの頃婆ちゃんがしてたように…また来たよ…今日はどんな話をしようかな?と微笑みながら…


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