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プロローグ

稲村銀狐は平凡顔である。だが、決して運動や勉強が苦手な訳ではない、寧ろ得意だ。いつも順位は1位か2位でそこからは落ちたことは無い。故にモテると思った。いや、思っていた。

俺の幻想は中学1年の時に学校で1番と言われる人に告白し振られた。それから自分に言い訳をし9回別の人に告白し振られた。10回目には「あんたみたいな平凡顔がモテるわけないじゃん、だっさwww」と笑われた瞬間何かが砕けた音が耳に響いた。その後は、2次元へ現実逃避でヲタ街道まっしぐらである。


そして、高校生になった今とんでもない事態に遭遇した。



教室にいたはずなのにいつの間にか真っ白な部屋にいる。

綺麗な真っ白でずっと居たら気が狂いそうだ。夢っぽいし寝たら起きるかもしれないし寝よ。

目を瞑りながら腕を枕にして寝転んだらとつぜん突然死を感じさせるような強大なけはいを感じ距離を置くために気配とは反対側に飛んだ。

するとそこに居たのは神々しい程の光を放っている女の人だった。


『私は女神です。あなた達には異世界アトラルに行って頂きます。そこで世界を支配しようとしている魔族を倒して欲しいのです。』


あなた達ということはクラスの奴が一緒なのか?それとも何かの条件で合致したものか?それにしても魔族·····ね。


『教室にいた人達を一人一人同じような空間に居まして特に危害を加えてないので心配ご無用です。』


クラスメイトか·····アイツらがいるのか。


『異世界アトラルにはステータスと言うものがありスキルというものがあります。あなた達には生きて欲しいのでスキルを上げます。』


突然半透明な硝子のような板が出てき触れようと思っても触れられなかった。


『スキルは取得する為のポイントは100とします。そこからの増減は例外以外はないです。そして、種類はエクストラ、武闘系、魔法系、生産系、補助系、特殊、その他です。エクストラは勇者や聖女それに類する特別なスキルです。武闘系は戦うためのスキルですね、例えば体術や剣術と言ったものです。魔法系は魔力を使って火や水を生み出し操ることが出来るものです。生産系は鍛冶や調薬などですね。補助系は身体能力強化や魔力感知などです。特殊は鑑定や経験値二倍などです。その他は分類するのが難しい物や呪いと呼ばれる類のものです。因みに言語理解は付けますので取らなくて大丈夫ですよ。あとは、念じれば操作できます。さぁ、取得Timeです!』


さて、異世界か·····思いが広がるな。獣人とか居るかな、うさ耳。

そんな考えしてる場合じゃない!

そう思い取り敢えずエクストラを見ると勇者や聖女に剣聖、聖騎士と言ったものなどがどんどん無くなっていってる!

いや、別にエクストラ取る理由はないか焦って損した。まずは特殊で鑑定系や経験値二倍などを取った方がいいな。



はぁ、結局戦闘系取らなかったな。まぁ、いっか中々に面白い物になったし。


『では、あなた達を異世界アトラルのランブルク王国の召喚の間に送ります。それでは皆さんまた会えることを期待します。』


落ちていく感覚はとても怖い。

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