詩「君に」
こちらは詩よりも歌詞の書き方に重きを置いたため、詩集とは別に載せました。
遠距離恋愛をされる方への応援歌のつもりで、男性側の心境を書きました。
もうすぐ新幹線は発車する
次に君に会えるのはどのくらい先になるだろう
体調が優れないから君の町にいるのに会えないこともあったよね
心配とか気遣いがお節介にならないように意識はしたけど
君が心細くなっていないか、なにかできることはないかって
思ってしまう僕を許しておくれ
君が玉子焼きを焼いて、仕事だからって僕を残して
僕は空っぽのお皿を残して出て行ったよ
確かに週末に会える恋人のように
毎日の夕ご飯を一緒に食べる夫婦のように
今は僕たちがなれないのは残念なことだけれど
この愛を貫きたいほど思える君に出会えたのだから
僕は祝福される夫婦のように恵まれていると思うんだ
お互いの生活の時間があるのだから
離れていても君はすぐ近くにいて
両手から零れ落ちるような君との僅かな時間が
今はとても大切に思えて
その時までに僕は君にがっかりされないよう
この会えない時間を大事にするから
また次に会えるときを心待ちにしよう