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シルヴィア登場。そして破壊神?

文字数が予定通りに調整出来ない(泣)

エクレールが目覚めるのを待っていると、足音が聞こえてきた。一人や二人じゃない、かなりの人数じゃないか?

ボクが並んでた列の方向からそこに転がってるボロ雑巾と同じ軍服姿の男達が行進してきた。

先頭の眼鏡をかけた青い髪の女性だけは軍服じゃなく上半身は白のブラウスの上に防具らしき青いプレートで胸を覆っているが下はチェックのミニスカートに黒タイツだ。

黒タイツのお姉さんはボクを見つけると声をかけてきた。


「あなたはもしかして異世界から来られた方ですか?」

「はい、ボクは神条勇利。さっき魔法を見るまで実感無かったんですけどね、あなたは?」


ボロ雑巾のお仲間じゃないですよね?、眼鏡の人意外みんな軍服ですから。そういえばあのボロ雑巾生きてるのでしょうか?


「失礼、私は蒼の女神様に仕えるシルヴィアといいます。良ければその、この状況について知っていることがあれば教えて頂きたいのですが。」


シルヴィアさんは辺り一面の焼け野原に苦笑いしながら聞いてきた。


「色々ありましたよ、本当に。こちらも聞きたいことがありますので情報交換という事で、、、」


その時、


「待てシルヴィア、勝手な行動はやめてもらおうか!」


軍服Bが会話に割り込んできた。


「そこのガキもだ、こちらの質問にだけ答えろ!」


軍服Cがボクを睨みながら脅してきた。

しかしシルヴィアさんは


「お前達に今回の任務の指揮権はない、全て私に任されている。」


と冷静に返答する。


「蒼の女神の神官ってだけでエリートの俺達が言うことを聞くと思ったか。お前は何もしなくてもいいから、黙ってろよ!!」


なんですかコイツらの態度は、あの軍服を着てるヤツは皆おかしいのばかりです。


「すまないな神条君、気を悪くしないでほしい。彼等は自分達が特別だと思い込み、軍服を着ていることに異常なプライド持っていて基本的に会話が成り立たない。あらゆる意味で残念な存在だ。」


シルヴィアさん実は相当我慢してるんでしょうね、説明に棘がある。そして軍服達はそれに気づかず罵倒している。


「大佐の命令だからしょうがなく連れてきてやったんだ、大人しくしていろ」

「私も女神様の指示で同行しているだけだ、どこかの馬鹿者が勝手な行動をとらないように監視するためにな!!」


うわぁ、ヒートアップして来ちゃいましたよ。


「この女、言わせておけば!!」

「やるのか?容赦しないぞ!!」


戦闘開始ですか?流石に女性一人に軍服×20は無理があるでしょ。


「うるさいわね、せっかくいい夢見てたのに目がさめちゃったじゃないの。」

「エクレール、やっと起きましたか」

「あらご主人様♪、じゃなかった勇くんおはよう♪」


んっ?、今変な言い間違えしませんでしたか?

いや、そんな場合じゃない。

あれっ皆こっちを見てるというかエクレールを見ていますね。


「まさか、紅蓮の?」

「確かに赤い髪の女だが」

「いや、この場の惨状を考えると間違いなく」


なんか軍服ズが怯えてるんですけど、あれってエクレールを見て言ってるんですかね。


「シルヴィアさん、どういう事かわかりますか?」

「ええ、私がここに来た理由の一つなんですがそこのエクレール様へ伝言を頼まれていてね。」

「久しぶりね♪シルヴィア、伝言ってあの小姑メガネからかしら」

「エクレール様、姉様に変なあだ名を付けないで下さい」


前にエクレールに掃除を押し付けたっていう人のことをたしか小姑メガネって言ってましたっけ、蒼の女神様のことだったようですね。


「ではそのまま伝えますが、怒らないで下さいね。絶対ですよ、私が言ったんじゃないですからね!」


怒らせるような内容なのでしょうか?


「エクレール、ソフィアです。あなたの壊した召喚器の修理と調整が終わりました。管理室に戻しておいて、、、いえこちらで返しておきましょう、また何か壊されてもめんどうですので。ただでさえアーティファクトの修理は出来る人が限られているというのにあなたが壊した物はいつも狙ったようにレアな品ばかり、あなたと付き合いが長いからというそれだけの理由で私に修理の仕事がまわってくるのですよ。それとあなたに任せた私が行うはずだった転移者に対する説明と案内は済んでいるでしょうか?終わってるなら次の仕事があるので早く戻って来て下さい、、、

追伸、今回は何も壊してないわよね? 、、、以上になります。」


シルヴィアさんが伝言を伝え終わる。


「やっぱり小姑じゃない、クドクドネチネチと。」


エクレールが不満そうに愚痴る。

ていうかこのソフィアって人が一番の被害者なんじゃないでしょうか?エクレールが壊す、ソフィアが修理、また壊す、また修理のループだとしたら心労は計り知れない。


「シルヴィアさん、エクレールが今までに壊した物ってそんなにあるんですか?」

「アーティファクトだけでなく、建物、乗り物、自然とバリエーション豊富です。」

「自然?」


それってもう災害レベルでしょう。


「勇くん、違うの。しょうがなかったのよ。私悪くないもん!」


エクレールはこう言ってるがボクも被害者なので信用出来ない。


「姉様に聞いた話では、目的、方法、結果、全てに問題ありと」

「何よ!全部じゃない!私の努力全否定じゃない!勇くんならわかってくれるよね?」

「わかりますよ、ソフィアさんの気持ち」

「そっちなの!?」

「さっきボクのオシオキNo.2を受けた理由を忘れたんですか?」


エクレールはあのオシオキNo.2を思い出して顔を赤くしてお尻を気にしながらモジモジし始めた。


「アレは思春期と言う名の暴走よね♪、綺麗なお姉さんのお尻に我慢出来なくなってあんなことを♪。言ってくれれば私だってちょっとくらイタイ、イタイ勇くんほっぺた取れちゃうからはらひへー」


なんかエクレールの都合の良いように記憶が変換されていたので垂れエクレにしてやりました。


「シルヴィアさん、この自称女神がボクのギフトを灰にしました。有罪(ギルティ)です」


あれっ?シルヴィアさんが慌てています。


「あわわっ!?何してるんですか!エクレール様大丈夫ですか!!」

「エクレールならこれくらい平気ですよ、どうしたんですか?」


この程度でこの慌てよう、これじゃオシオキを見たら気絶するんじゃないかな。


「この方は、火属性において全ての魔法使いの頂点に君臨する(クリムゾン)魔術師(キャスター)の称号を持つ、紅蓮(バーニング)破壊神(デストロイヤー)のエクレール様です。」

「えっ?」


エクレールがどんな立場でもボクには関係ないですけどバーニングデストロイヤーってなんだろう。


「神条君はエクレール様の恐ろしさ、いえ偉大さを知って貰イタイ、イタイっエクレール様ふぃっはっはらふぃはうぃれす」

「シルヴィア、その呼び方は嫌いだって前に言ったわよね?」

「ひーっ、しゅいまふぇん!」


シルヴィアのほっぺたが真っ赤に腫れてしまっている、垂れシルヴィ誕生である。


更新は出来次第です

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