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オシオキNo.1

だいたい2000文字区切りで書いてます。

時間があまりなくても読みきれるようにです。

「ここがギフトを貰える場所ですね」


エクレールはボクの逆鱗に触れたので顔が面白いことになっている、垂れエクレ誕生である。


「ひょっほ、はんへほほふふほほ!!」

(訳)

「ちょっと、なんてことするのよ!!」

「何言ってるかわかりませんねー」


ちょっとの間そのまま反省してなさい。

さてさっきの軍服の人はどこかな?


「やっと来たか、早く済ませるぞ。こっちだ、急げ」

「は、はい。お願いします」


なんか嫌な感じの軍服ですね、でもギフトを貰うまでのガマンです。

軍服について行くと大きな魔法陣が広がっていた。

その中心に宝箱が置かれていた。


「ではその箱の中から適当に取り出してみろ」

「はぁ」


言われた通りに箱に手を伸ばすと、


「待ちなさい!!」

「エクレール、いつの間に元に戻ったんですか?」

「私だって治癒魔法くらい使えるわよ、女神なんだから」

「そういえばありましたね、そんな設定」

「設定じゃなくて実際に女神よ‼」

「でも女神らしいところ見たことないですよ」

「いーえ、見ているはずよ。ホラ♪この美しさが女神である証拠でしょ♪」ドヤァ


エクレールはまたポーズを決めながらドヤ顔だ。

気にせず視線を宝箱に戻す。


「スルーなの?私の全力をスルー、、、、、、」


エクレールは少し震えている、怒ったのでしょうか?


「勇くん、ちゃんかまってくれないと泣いちゃうぞ」


体育座りでプルプルと震えながら涙を堪えている。

違った泣いちゃう方だった、どうしよう。


「ごめんなさい、女性を泣かすなんて最低ですねボクは」


謝罪を伝えながら近づくと、エクレールがパッと立ち上がりポーズを決めた!!


「ウッソでーす♪そう簡単に私は泣いたりしないわよ♪心配した?勇くんがちゃんとかまってくれないからちょっと意地悪したくなっちゃった♪」


そうきましたか、それなら


「そうですか、そんなにボクにかまってほしかったんですね。」


ガシッ


「勇くん、なんでお姉さんのほっぺたを掴むのかな?かな?」

「わかってるでしょう、二度目なんですから」

「まさか、またなの!アレはイヤよ!!回復したばかりなのよ!!!」

「遠慮しなくてもいいですよ。存分にかまってあげますから♪」


そう言ってボクは勢いよく回りだす、ジャイアントスイングのように。

エクレールのほっぺたを両手で掴んだままで。


「ほら、どうしたんですか?女神様はそう簡単に泣かないんじゃなかったんですか?」


エクレールは既に泣いているが離しません、もっとかまってあげないと。更に速度を上げる。


「うぃたうぃ!!うぃたうぃ!!ごべんなはいー、ほうひょうひにほりまへんはら、ひゅるひへー!!」


(訳)

「イタイ!!イタイ!!ごめんなさい、もう調子に乗りませんから、許してー!!」


聞こえませんねー。


「オシオキNo.1 スイング&フライアウェイ(空飛ぶメリーゴーランド)」


回転速度が限界まで上がったところで解放した。


「イヤァァァァァァァッ」


叫びながら物凄いスピードで飛んでいったエクレールはそのまま綺麗な放物線を描いた後ズシャーンと何かにぶつかって止まったようだ。動かない、いや少し震えているようだ。


「震えるほど喜んでもらえたようでなによりです」

「君は悪魔か」


軍服がドン引きしながらそう言った。


「では、宝箱に、、、アレ?」


宝箱がない、、、どこだ?、、、もしかして、、、

嫌な予感がする


「探しているのはさっき君が自称女神を投げ込んで粉砕したアレのことか?」


ダッシュで軍服が指差した場所に駆け寄って、


「大丈夫ですかボクの宝箱!!」

「私の心配してよ‼」

「もう回復したんですね、さすがに二度目ですから慣れてきましたか。癖になる威力だったでしょ♪」

「慣れてないわよ!、癖になる威力って何?今まで聞いた言葉の中で一番意味がわからないわ!!」


エクレールは騒いでいるけどきっと絶叫系のオシオキではしゃいでいるのでしょう、楽しんでもらえたみたいですね。


「勇くんって見た目はちっちゃくて可愛いのに中身はかなりえげつないわ、見た目で判断しちゃいけない見本だわ」

「なんですか、アンコールなら受け付けてますが?」


エクレールはビクッと震えながら


「そっそんな事よりギフトよね、早く貰いましょう。ほらほら♪」


と、背中を押してきた、まぁ許してあげますか。

でもこの元宝箱だったゴミの山から決めるのか、、、やだなー。




できるだけ早く更新します

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