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紅の女神 エクレール

とりあえず2話です

「とりあえずその服なんとかなりませんか?」


会話を続ける為にお願いします。直視出来ません。


「さっきも言ったけどこういう服なのよ、結構レアなのよこれ♪。君には裸に見えるかも知れないけど、ちゃんと大事な所は隠れてるはずよ♪ホラホラ♪」


ボクの目の前でお姉さんが服をヒラヒラする、よく見ると何故か不自然な光がキラキラしている。


「確かに変な光で隠れてるみたいですけど、なんですかそれ?」

「これはこの服に付加されてる効果でね、その名も神の光よ♪」

「なんか胡散臭いですね、それにその神の光のせいで余計に、、、」

「エロい?♪」


お姉さんはニヤニヤ笑いながら食いぎみで言ってきた。


「そうですよ、もう。だから何か他に着るものないんですか?」

「え~、もっとちゃんと見とかなくていいの?こんなチャンスそうないと思うんだけど♪」


やっぱり露出狂なんじゃないかな、この人。


「今考えたこと、言ってみなさい」

「何の事でしょう?」


満面の笑顔でスルーした、もう土下座はイヤだ。

お姉さんは納得してなさそうな顔をしながら指をパチンと鳴らした。すると服の透けていた部分が赤く染まって綺麗なドレスのようになった。

やっと直視出来たお姉さんは赤髪のスタイル抜群な綺麗な人だった。背もボクより高いな、ボクは同年代の平均より多少、、、少し、、、ちょっとだけ背が低いので顔の位置がお姉さんの胸辺りになる。


「どーしたの?そんなに私の胸が気になるのかな♪」

「見てませんよ!」


ウソだ。

正面にあるのだからしょうがないじゃないですか。


「まぁいいわ、服も変えたし質問の続きね」

「それじゃあお姉さん、ここはどこで、これは何の列ですか?」

「えっと、ここは世界の狭間。別の世界に行くための門がある場所よ♪」


は?、、、何を言ってるかわかりませんね。

もう一度聞いてみましょう、聞き間違いかもしれないですし。


「ココハドコデスカ?」


「何でいきなりカタコトなの?」

「いえ、つい理解したくなくて変な言葉づかいになってしまいました。」

「まぁいいわ、ここは異世界に行く時に通る場所よ。ついでに列の先頭ではギフトが貰えるわよ♪」


えっと、質問を変えてみましょう。


「ボクは何故ここにいるんでしょう?」

「それは君が召喚されたからよ♪」

「召喚ってあのゲームとかでよくある、あの?」

「そう、よくあるそれよ♪」

「何でボクが、、、」


もしかしてボクは選ばれし勇者みたいな? 世界を救う為に呼ばれたのかな?それならちょっと悪い気はしないかな。


「喜んでるところ悪いんだけど、君が選ばれたのはね、、、偶然よ♪」


偶然?、、、グウゼン?、、、んー、、、


「ココハドコデスカ?」

「いやいや、理解したくないからっていきなりこの数分間をなかったことにしないでね」

「だって偶然ってなんですか、きちんと教えてくださいよ!えーと、、、あれ?」


今更ながらこの肌色お姉さんの名前を聞いていませんでした。

「すいません、何とお呼びすれば?」


「そういえば自己紹介してなかったわね♪」


そう言うとお姉さんはポーズを決めながら


「私は紅の女神エクレール、ヨロシクね♪」ドヤァ


、、、シーン、、、


「エクレールさんですね、ボクは神条勇利です。よろしくお願いします」

「リアクション薄っ!なによ!もうちょっとあるでしょ、その美しさは女神のようだと思ってましたとか、マジっすか、エクレールさんマジ女神‼とか」


あれっ?なんか機嫌を損ねたらしい。


「いーもんいーもん、勇くんにはお姉さんの魅力がわからないんだ。はぁ、なんかテンション下がっちゃったなー」


なんか拗ねてしまいましたね。

あと勇くんてボクの事ですよねー。

まだ聞きたいことがあるのに、ここは機嫌を取るしかないですかね、はぁ、、、、、、よし!


「女神エクレール様‼」

「は、はい!」


いきなり大きな声を出したボクに驚いたようですが、気にせず続けましょう。


「あなたが美しいのは女神だったからなのですね!あまりの衝撃にリアクションをとれず申し訳ありません。エクレール様最高!女神様超パネーッス!!」


、、、シーン、、、


ヤバい、やり過ぎましたかね。エクレールさんはうつむいたまま黙ってるし、、、


「ウフ」


えっ?


「ウフフフ」


あれっ?


「アハハハ、そーよね。私は女神だもの、その美しさに衝撃受けてもしょうがないわよね♪」

「そーですね」 棒読み

「気分が良いから、さっきからチラチラ私の胸を見てるのも許してあげるわ♪」ニヤリ

「だから、見てませんってば!!」


ウソだ。

エクレールさんが動くたびに揺れるのだから仕方がないでしょう、つい視界に入ってしまうのは仕方がないのです。ボクも男ですので。


「あら、いつの間にか行列が無くなってるわね。もう勇くんしか残ってないみたいよ。」

「そのようです、とりあえずギフトっていうの貰ってくればいいんですよね?」

「そうなんだけど、勇くんがどんなギフトを貰うか興味があるわね。」

「えっ?」

「ギフトを貰うまでは私もついていってあげるわ♪まだ聞きたいこともあるだろうしね♪」

次で能力とかの話が進むと思います

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