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綺麗なお姉さんに土下座しました

初投稿です、よろしくお願いいたします。


ボクの名前は神条勇利(かみじょうゆうり)

15歳の高校1年生、いつものように自室で目が覚めるはずだったのですが、、、

何故か今、列に並んで順番待ちをしているのですがこの列が何の行列なのかよく思い出せません。

思い出そうとするのですが、その度に頭痛がひどいので諦めました。見上げると一面青空で雲の上って感じの場所ですが他には何もないみたいですね。

とりあえず近くにいる人に聞いてみましょう。

列に並んでいる人達はたぶんボクと違って目的があって並んでいるのでしょうから何か分かるはずです。

前に並んでいるおじさんに聞いてみましょう。


「あのー、ちょっといいですか」

「んっ、どうしたんだい」

「これは何の行列なんでしょうか」

「あー、それが私も何の行列なのか、自分が何で並んでいるのかよくわからなくてね」

「そうですか、、、ありがとうございました」


お礼を言ってから周りをよく見ると並んでいる人達はみんな考え込んでいたり、頭痛に苦しんでいる人が多いみたいですね。

ボクと同じという事なら聞いてもダメかもしれません。

それなら列整理をしているお姉さんに聞いてみよう。


「すいませーん、聞きたいことがあるんですけど」

「はいはい♪何かしら?」

「うわっ‼」


お姉さんが振り返った瞬間目の前が肌色に染まった。

裸ではないけど、服が意味を成していないのだ。

確かに服を着ているが生地が透明なのである。


「あらあら♪真っ赤になっちゃってかわいいわね♪」


ボクは直視出来なくなり背を向けながら、


「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!見るつもりはなくて、そのっ」

「いいのよ♪、これはそういう服だから♪」

「えっと、それはお姉さんが見られて喜ぶ系の人という事でしょうか?」


あっ、しまったと思っていると


「あらあら、初対面のお姉さんをいきなり露出狂みたいに言わないで欲しいなぁ」


笑顔で言っているが機嫌を損ねたらしいことは背中から立ち上るオーラでわかる、ゴゴゴゴって感じのアレです。ボクは無意識のうちにあの構えをとっていた。


土下座である


「ごめんなさいっ。そんなつもりじゃなくてですね、まさかこんなに綺麗な人がそんな格好しているとは思ってなくて。」


ヤバい怒られるぅ、、、、、、、んっ?反応がないな、


「綺麗って言ったの?」

「えっ?」

「綺麗って言ったわよね?」

「はい、言ったであります!」


返事は、はいかYESしか許されない気がした。


「それで♪この綺麗なお姉さんに♪何を聞きたいのかな♪」


お姉さんは上機嫌でポーズを決めながら聞いてきた。


「怒ってないんですか?」


おそるおそる聞いてみると、


「綺麗なお姉さんはそんな細かいことは気にしないのよ♪」


ボクはハハハと苦笑いしながら人生初の土下座が成功したことにホッとしたのである。

更新はたぶん週1位かなと思います。

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