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これから魔王だそう


プリティーな妖精に生まれ変わった某。


妖精は成人してもサイズが幼児サイズ。

自然から産まれる羽の映えた不思議生物。ファンタジーに出そうな妖精のまんまですよ。


そんな妖精ですがなんと!

魔族最弱です。

何となく予想できますよね。某的には妖精はあんまり弱いとは思わないですが……。


この世界にはファンタジー世界の定番なのか魔法があるんです。魔力から産まれたみたいな妖精なんで妖精は魔法が得意な種族です。ですが、残念無念な事にここでは魔法<<物理です。

魔族ではレベル上げ(筋トレ)して物理で殴れが主流です。そりゃ生身が凶器みたいな魔族ですしね。ワザワザ魔法とか面倒なんでしょう。魔法もあるファンタジー世界なのに魔法(笑)って扱いです。エルフとかでも魔法なんて使わないそう。


魔族での強さ。


最強格、ダントツで竜族、


最弱格、ダントツで妖精。

 

妖精を一般的な魔族と比べたらニャンコとライオンぐらいの差、同じ魔族、同じ猫科目で例えたらこんな差だそうです。一般ですよ?妖精と竜とか比べたらさらに酷いことになりやす。

つまり同じ魔族でも鍛えたらどうにかなるなんて差ではないです。どこぞのポケットの中のモンスターみたいに育ったらネズミが竜に勝てるとか無いそうです。


妖精は可愛い。お持ち帰りしたい。しかし魔族は強さ信条なんで可愛さとか役に立たない。妖精の立場とか魔族では最底辺。

ゲームだと最弱で有名なゴブリンさんとか性欲獣なオークより下ですってよ


そんな底辺な妖精になったんでニート生活再びとか無理。

妖精は14となった時に外に出稼ぎに行くんです。他の魔族の下で働かされるそう。妖精の仕事は他魔族の雑用みたいな感じみたいです。ある人に言わせると奴隷ですってよ。まぁ、普通の妖精なら14で出稼ぎになるのです。


それを拒否した妖精が居ました。


出稼ぎを拒否したのは某の育ての親、あ、血は繋がってなし。

孤児とかでなく妖精は自然から産まれるんで親なんて居ませんのですよ。なので生まれたばかりの妖精は同族が世話をしてくれるんです。


ただ産まれた当初、某には何でか世話をしてくれる妖精が居なかったんです。某は妖精のオス、実は地元の里では男が産まれないんです。初めての男妖精だったからでしょうね。女子校に男が混ざった感じですかね。未知の世話なんて誰もしてくれません。


産まれた頃……遠巻きにヒソヒソ女の子に何か言われてる所で、今生で意識が芽生えれる。それから数日間どうなってるのか解らないまま。遠くから陰口ヒソヒソ、飛んでる妖精の女の子のパンチラ。一生このままでも良いかなとか少し思いました。ゴンゾウさんみたいに罵倒も喜びにかえるドMの素養があって良かった。


まぁそれでもどうなってるのかは知りたい。

なのに何度話しかけても妖精との会話が不成立。

言葉の意味が通じてても逃げられます。

まるで変態を相手にするように逃げられます。

パンチラを観賞し過ぎたと後悔、


これから、どうしようかと産まれた場所から移動。

とりあえず誰か話を聞いてくれる妖精とか居ないかと探し回りました。      


『ねぇアナタ、アナタは何なのです』


向こうから現れました。

相手は妖精ですが、外見からして他の妖精とは一線を離した存外としか言えませんでした。


『ふーん産まれたばかりなのですか……それじゃあなにも知らないのですね』


それは某にとってのメシアでありマイマザーでありマイシスターであり、マイフレンド。某の一歳上のゴッドフェアリー、リュゼー・テベリースさん。某に知恵を与えてくれ某にソレガシという素敵な名前を名付けてくれたお人。


他の妖精と色合いが違う銀髪で黒一色のドレスを着た妖精。


某が産まれた場所の妖精は明るい色のワンピースの様な服しか着てなかったんです、聞けば妖精は其々司る属性をイメージ出来る色を着るそう。水の妖精なら青系統、赤なら火属性みたいな感じです。因みに地元で産まれる妖精は風と木と水の妖精でした。と言うことで、茶色いと緑と青系統の服の妖精ばかり。パンツも三色、


そんな地元の中でリュゼさんは髪は緑髪で全身黒づくめ黒いマントに黒いゴスロリ、黒いタイツ。そして幼い容姿に黒パンツ!本人が言うには風の妖精なのに私は漆黒の妖精とばかりにカブクその姿には心の琴線が震える。黒いパンツなのも素晴らしい。


リュゼさんと出会わなければ某は妖精の里から出て、同族たる妖精を仲間と少しも思わず、ずっと視姦の対象にしか出来なかっただろうと思う。


それから何かと手助けしてくれたリュゼさん。

リュゼさんが14となり出稼ぎに行くとなった時に言ったある言葉には身だけでなく、魂が震えました。


『出稼ぎとか嫌なのです!』


あ、この後です。


『はぁぁ大人しくいきなさい』


『……頭の堅い奴等は嫌なのです。何故、出稼ぎに行かなければいけないのです。いえ出稼ぎで無いのですね。ハッキリ言えば奴隷となれという事ですよね。他の魔族の下僕となれって事ですよね。それしか弱い妖精の立場を守れない?奴隷下僕となって生きるのが嬉しいのですか。下僕として何も考えず生きるのですか。そんなのは生き物としての停滞です。緩やかな死なのです。そんなのは嫌なのです』

 

出稼ぎは他の魔族への媚売りって感じだそうです。ほぼ無料に近い低賃金な妖精貴方達の利益になるから守ってねとか恩を感じてねって感じです。


最初に思った事は…前世の故郷に少し似てない?

それはともかく媚売り意味有ります?意味あるなら某は媚びますよ。そう言うと媚びてもダメだそう。リュゼさんが言うには弱いモノが蹂躙されるのが魔族の定め、小判鮫だといざ攻撃されたら百パーセント見捨てられるそう。此のままだと妖精が絶滅。


リュゼさんは妖精自身、自分達が強くならないといけないと訴える。つまり戦えと強く訴えていた。


本当に強く訴えてました。


『イヤダ!イヤダ!出稼ぎとか行きたくないのです!』


地面に寝転がり足をバタつかせ泣き叫ぶリュゼさん。自身のプライドを投げ捨ててました。涙が出ましたね。

同族の未来の為に今の現状を変えようとプライドを捨てる気高き精神。決して駄々っ子ではないです?


『ソレガシくん!行きたくないのです』


『あ、こら!!』


正直別に出稼ぎで外に出るのも良いかなぁとか思ってたんですかね。すがり付かれ助けを求められ恩人のリュゼさんの為に動こうと思いました。


そう言う訳でリュゼさんと某達は地道な抗議活動。


妖精の里周辺の森で自給自足生活して出稼ぎに出ないで済む生活をする。獲物を狩り自分達妖精も戦えると証明するのに獲物の一部を里に送ります。因みにリュゼさんはネズミにも負けます。リュゼさんとのサバイバル生活は結構満足な生活でした。

出稼ぎに外に出て可愛い女の子魔族の下僕になるという幸せな可能性は頭の片隅に有りましたけどね。

 

と、言ったサバイバルな生活は3日。

里から追い出されました。

むう、何故なのか。


「…わ、私達の勝ちなのですよおおお!!」


追い出される時に涙目のリュゼさんが叫びました。

見事な負け犬の遠吠えに涙。


「違うのです!」


リュゼさんが言うには此れまでの活動が成功してたからこそ追い出された。つまり里の妖精に闘う意思が出てきてた。

そんな意思はいらんと石頭のババアが原因の某達を追い出したと予想。……見た目幼女しか居ない妖精の里にババアとか居ましたっけ?


リュゼさんと妖精の里から出てから2年。


各地を放浪しようやく見付けた某達のお仕事~。

小さい村の食堂のバイトでした。

時給は5フィル、日本円で言えば50円。リュゼさんと二人で100円。妖精の立場は魔族ではそんなもんでした。

ゴミとか言うな。給料が安いのでバイトしてるのにほぼ自給自足なサバイバル生活です。里の中の生活とほぼ同じです。なんでバイトしてるのか。


バイトしてる村に出稼ぎに来てる他の妖精とかが集まって小さい家とか作って住んでました。何でか某達だけは入居拒否、入れてくれません。覗きしようとか思惑がバレたのか。妖精になっても

ボッチで最弱な魔族な妖精な某。


「私要るのにボッチなのです?」


リュゼさんはもう家族枠なんで。


「えへへへ……って、ソレガシくんが魔族最弱とか無理があるのです」


妖精に産まれてから20年、長寿な妖精的にはまだまだお子さま年齢…20に成ったら何故か……


「ソレガシくんは魔王となってますし」  


「うむその通り」


目の前には中学生ぐらいのボッロボロな黒い羽の生えた女の子。ピンク髪の美少女が偉そうに頷く。


「魔王の私を倒したお前が次代の魔王なのだ」


だそうです。

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