初日 非日常への第一歩
初投稿で誤字脱字、読みにくい点など多々あると思いますが暖かい目で見守って下さい。
それはいつも通りの一日だった
「はぁー生まれる世界間違えたなー」
「海斗お前まだそんなこと言ってんのかよ」
「死ぬまで言い続けるぞ俺は、こう剣と魔法のファンタジー世界とかさ、男子の数が女子より圧倒的に少ないハーレム異世界とか、お前だってなんだかんだ行ってみたいだろ樹」
「まぁ俺も男だし考えたことはあるけど、そろそろ現実見ろよ、俺らももう高二で来年は就職か受験だぞ?」
「あぁーやめろ聞きたくない!俺に現実を突きつけるな!」
「ただいまー」
リビングに入ると、ソファーには中学二年になったの妹の春菜が寝ながらスマホをいじっている。
「あれ母さんは?」
「お母さんなら夕飯の買い出し」
「あぁそう」
それなら夕飯の時間まで部屋に閉じこもっていようと思い、二階の自室に向かおうとすると妹から声が掛かった。
「ちょっとあんた昨日私のアイス食べたでしょ!」
「あぁあれお前のだったのか」
「信じらんない今すぐ買って来て!」
「今から!?帰ってきたばっかだぞ、明日でいいだろ」
「明日じゃあダメ私昨日楽しみにしてたんだよ、今すぐ!」
「めんどくさいな、勘弁してくれよ」
「人のもの捕っておいて最低!そんなに言うならもういいわよ」
そう言うと春菜はドタドタと足をふみ鳴らしながら自分の部屋に行ってしまった。
「はぁー、もうめんどくさいな…」
今日は、朝起きて学校に行って、授業を適当に聞き流しながら学校が終わると、友人と中身のない会話をしながら家に帰って、最近反抗的になってきた妹とくだらないことで言い争いをして、飯を食って風呂入って寝る、そんないつも通りの一日だった。いつもと同じ俺の日常だった。
夜中それが現れるまでは、
「はっじめましてー!君異世界行きたくない?」