表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜  作者: シャチ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/70

64話:ロッシジャーニ辺境伯領奪還戦1

 作戦はいたって単純だ、主力であるジェラルド様が率いる討伐部隊が帝国軍陣地をつぶしながら辺境伯領都へ向かう。

 その間にルーナを含むガリム伯爵家の隠密部隊がロッシジャーニ辺境伯を救出する。

 あとはフリッツ・ロッシジャーニを打ち倒せば完了だ。

「ルーナ、気を付けて」

「ミリア様もあまり無茶はしないでください」

 グッと握手を交わして肩を叩きあう。

 ここから私とルーナは別行動だ。

 今回は私の手持ちの荷物はそれほど多くない。

 ジェラルド様の護衛なので食事の心配はほぼいらず、補給も直ぐに受けられるので一日に必要な分の物資だけを持って歩ける。

 身軽で大変助かる。

 ジェラルド様率いる討伐軍の数はおよそ3,000人。

 辺境伯家は最大5,000人規模の兵隊を扱える勢力があるが、現在は駐留する帝国軍約1,000以外は無力化されており、こちらが圧倒的に優勢だろう。

 確認できた帝国の野営地も駐留人数は100ちょっとという感じだったそうなので、帝国側に組する王国民の数が多くなければ難しい作戦ではないはずだ。

 問題は領都攻略だろう。

 攻城戦になることは必至で、それより前にフリッツを打ち倒せればよいが…難しいだろうなぁ。


 ルーナ達隠密部隊はあっという間に見えなくなったが、私達は徒歩での進軍なのでスピード感はない。

 今回騎乗の兵がいないのは森の中を突き進むことになるからだ。

 物資輸送の馬車は道を進むが、実働部隊は徒歩での進軍となる。

 実際私達の活躍もあって騎乗での移動が危険と判断されたのもあるのだけれど。

 森を進むこと2日、敵拠点の一つに到着し、其の日のうちに襲撃撃退した。

 簡単な仕事と言うと語弊があるが、圧倒的な戦力差ですりつぶしたというところか。

 サブマシンガン部隊が強すぎる。

 撃ち漏らしを私が片付けた形で4人ほど打ち倒したかな。

 その後も補給を繰り返しながら森を移動する事5日、森の中の掃討を完了したところで、ついに帝国軍との正面戦闘となった。

「敵はおよそ500ですか」

「奴隷同然で参戦している伯爵領民を入れればわが軍と同数だな」

「辺境伯令息のやることではありませんね」

 森を出たべリリム侯爵軍にたいして、フリッツ反乱軍は民を盾にして布陣していた。

 前面に領民に槍を持たせて並べ、その後方に帝国軍が布陣するというような形だ。

 その後ろにはロッシジャーニ辺境伯の旗が立っており、フリッツもいると予測される。

「ミリア嬢、何とかなりそうかな?」

「ジェラルド様、それは私に何とかしろとおっしゃってますよね?」

「うん、なるべくロッシジャーニ辺境伯の民を傷つけたくないのだけれど」

「高台があれば撃ち下ろせますが…周辺に狙撃が出来そうなポイントが無いですね」

 そう、現在向かい合っているこの場所は私たちの後ろには森が有るものの、相対する敵軍との間はほぼ平地であり狙撃に向く場所がない。

 こっそり近づくにしても限界があるけれど…

「敵布陣の後ろにある教会の塔はどうか?」

「かなりな遠距離ですので狙撃の可能性がありますが、何とかなる可能性は高いかと」

「では、わが軍で明日一度攻撃を仕掛けた際、その混乱に乗じて教会を占領といかないか?」

「サブマシンガンと数名の護衛が欲しいです」

「わかった。2名護衛を付ける。無理に教会を奪わなくてもよい、道中狙えるならフリッツの首を取ってしまえ」

「わかりました」

 随分無理難題を吹っ掛けられたものだけれど、何とかするしかないか…

 はてさてどうなるかな


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ