表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜  作者: シャチ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/70

16話:売られた喧嘩を買いましょう

 さて、明日の朝は試しに私の射撃を見せることになったわけだが、これって喧嘩売られたってことでいいよね?

「まぁ間違いなくそうですね。タリム子爵はまだ若い子爵家ですし、ロベルト子爵は歴史だけはありますので」

 長年子爵やってるだけはありますよねとルーナが笑う。


 今私たちがいるのは割り当てられた宿舎の部屋だ。

 部屋には本当にベッドが2個あるだけ。

 あとはキャニスターが1個だけ…たしかにコレは必要最低限の設備ね…屋根があって寝るところがあるだけマシなのかも。

 司令達がいたのは天幕だったし、兵士たちも同じような天幕で雨風を多少防げるだけのような状態であった。

 きっと司令達も部屋は別にあるだろうけれど、慣れてもいない貴族子女がいきなりあんな所で寝ろって言われても無理だろうねぇ…

「ミリア様、とりあえず荷物は片付けましたよ」

「ありがとうルーナ…さて相談なのだけど明日試射をすることになったわけだけれど、さてどうしたものかしら」

 一度リュックの中身を空にしたルーナはカバンを小さく畳みながらかんがえているようだ。

「そうですねぇ…ミリア様の覚悟があるならですが…」

「か、覚悟?」

「私が観測いたしますので、いっそ敵将校を狙ってみませんか?」

「え…」

「兵士たちに聞きましたが、敵はわずか1km離れた地点にいるそうですよ。お互いに睨み合っているだけだそうです。1kmしか離れていないのであれば向こうの将校1人ぐらい狙えると思いませんか?」

「た、確かにそうだけれど…大丈夫?そんなことして戦闘が再開されたりしない?」

「大丈夫じゃないですか?だってスナイパーライフルって音ほとんどしないじゃないですか。帝国軍だってどこから撃たれたかすらわからないんじゃないかと」

「ふむ…」

 確かに私がそれを成せば文句は出なくなるでしょうね。

 マザー銃をかせといわれて貸したところで同じように狙撃できるわけじゃないし…私の覚悟を決める上でもいいかもしれない。

「ルーナのいう通りね。それでいきましょう」

「その意気ですミリア様」

 早速私の戦果ってやつをあげてやろうじゃないの…

 実際に人を殺すってなるとビビっちゃうかもしれないけれど、でも相手は敵。

 私たちの敵、無心で撃つ。

 そう決めたから私はここに来た。

 売られた喧嘩は買ってやる。

 私が女だからって舐めた真似はさせないわ。

 お母様の次に私は狙撃が上手いんだから!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ