表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クロネコのユメ  作者: 葉山麻代
◇私はユメ◇

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/575

夢の時機

起きてボーッとしたあと、リビングでパウンドケーキを食べ、階段を降りるとユリとリラの会話が聞こえた。


「少し時間が余ったからお茶でも飲みましょうか。アップルパイ食べたいでしょ」


ユリが言ってるのは、昨日作っていたリンゴのパイだな!


「はい!お茶持ってきます!」

「おはようにゃ!聞こえたにゃ良いところに来たにゃ!」

「ふふふふふ。おはようユメちゃん」

「ユメちゃん、おはようございます!お茶で良いですか?」

「お茶飲むにゃ」


ユリがアップルパイを持って来た。

焼く前のを昨日ちょっと見かけただけで、焼いたのは初めて見た。

きれいな色はそのまま赤く残っていて、とても美味しそうだ。


「アプリコットよりもこっちが好きです!」

「どっちも美味しいにゃ!」

「他に、パイナップルとブルーベリーを予定しているわ。何か乗せたいものがあったら教えてね」

「はい!」「わかったにゃ!」

「さあ、ランチが始まるわよ!」


「フルフルセット、生姜焼き、冷茶で!」

「フルフルセット、ココナツカレー、冷茶で!」


聞く前からお客が全部言ってくれて分かりやすい。

ユリが書いた、イーゼルに乗った今日のメニューには、黒猫クッキー付きのセットメニューがあった。

これを計算すると、黒猫クッキーは250☆なのかなぁ?


ユリに注文しているお客が、変なことを聞いていた。

ご飯の時間に来て居るのに、ご飯を食べないのだろうか?結局、聞いてみたかっただけみたいだ。


ユリは、「これで4つ入ったわ」と言って、厨房に戻ってしまったので、全員の注文を聞いてリラがまとめてからユリに伝えた。


「生姜焼きは全部で8です」

「はい。了解です!」


ココナツカレーをリラがよそって、サラダにドレッシングをかけてくれたので、出せるものから先に出していった。

そのうちユリが作っている生姜焼きもできてきたので、声をかけて持っていった。


調理が終わったらしいユリがお店に来た。

生姜焼きは調理が楽なのかな。


ユリを見たお客が興奮ぎみに何か言っていた。


「かぼちゃのプリンは前にも食べたことがありますね!もう一度食べたかったので嬉しいです!しかも、更に美味しくなってますね!」


かぼちゃプリンのファンらしい。趣味が良いな!

するとユリがリクエストの話をしていた。

ノートに書くと作ってくれるのかな?今度内緒で書いておこう。


帰るお客の食器を片付けて、新しい注文を聞いて、又忙しくなった。


「黒猫様、ケーキの持ち帰りは可能でしょうか?」

「聞いてくるにゃ」


厨房のユリに聞きに来た。


「ユリ、持ち帰り希望してるにゃ」

「ランチ時間は全員に対応できないから、凍結グラタン以外なら、品物聞いておやつ時間に来て欲しいって言ってもらえる?」

「品物はケーキにゃ。言ってくるにゃ」


店に戻り、お客に伝えた。


「凍結グラタン以外は、おやつのときに来てほしいにゃ」

「わかりました。ポテロン30個、おやつの時に買いに来ます」

「わかったにゃ」


もう一度ユリに伝えに行った。


「ポテロン30個にゃ。おやつの時間に来るって言ってたにゃ」

「ユメちゃん、ありがとう!」


その後もポテロンを持って帰りたい人がいっぱい居たけど、おやつの時間に来るように伝えると、みんなすぐわかってくれた。


「お店の(かた)、パイを持ち帰る袋などはございますか?」

「聞いてくるにゃ」


ユリに紙袋を使って良いか聞いてこよう。


「パイ持って帰るのに、袋使って良いにゃ?」

「100☆の袋? お客さんが払うって言うなら構わないわよ。あ、直接入れないで、クッキーとか包んでる薄い紙のスリーブに入れてからにしてね」

「わかったにゃ!」


すぐに戻り、お客に告げた。


「スリーブに入れるにゃ。紙袋は100☆にゃ」

「紙袋ください」


それを見ていた他の客も紙袋を欲しがった。

紙袋の減りが心配でユリに言おうと思って厨房にいくと、ユリが何かをバンバン叩いていた。少しビックリした。

紙袋の報告は、後で良いかな・・・。


「今日のカレーはあまり辛くないですね」

「そうなのにゃ?まだ食べてないからわからないにゃ」

「もう少し辛くても良いかなと思います」

「後でユリに言っておくにゃ」


たまにカレーだけや、生姜焼きだけのお客も居たけど、回りを見て悔しがり、次回はセットを頼みます!と帰り際に言っていた。


ランチが終わる時間になり、在庫を数えてユリに報告した。ココナツカレーが少し余っていたけど、あれはどうするのかな?

生姜焼きは売り切れちゃったから、お昼ご飯はカレーかなぁ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ