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クロネコのユメ  作者: 葉山麻代
◇子供ユメ◇

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夢の増員

遅くなりました。すみません。

最初、イポミアは、メリッサが面倒を見ていた。1時間で、メリッサとイリスが交代した。


3時間目の3時になった。今度は私が交代しよう。


「メリッサ、私はイリスと交代してくるにゃ」

「ユメちゃん、イポミアと二人で大丈夫ですか?もし調子にのるようなことがあったら、厳しく指導してくださいね」

「わかったにゃ」


外に出ると、まだたくさん並んでいた。

券をもらうのに並び、半鶏丼を受け取るのにならぶ。

ユリの優しさが報われていない気がする。


「イリス、交代するにゃ」

「ユメちゃん、良いのですか?」

「大丈夫にゃ。引き継ぎあるにゃ?」

「あの、配達希望の方の配達料金は、おいくらですか?」

「配達頼まれたのにゃ?」

「黒猫様がユリ様の御使いで癒しを届けにいらした。と、評判になっているそうです」

「相変わらず、噂が早いのにゃ。病人にパウンドケーキ食べさせただけにゃ」

「そうなのですね。では、イポミアをよろしくお願いします」

「任せるのにゃ」


イリスと席を代わり、あとを引き継いだ。


「イポミア、よろしくにゃ」

「ユメ様、よろしくお願いします」


並んでいる客から聞かれた。


「黒猫様、クッキーは売ってもらえますか?」

「大丈夫にゃ」


整理券と引き換えながら、黒猫クッキーも売って、結構忙しかった。


「イポミア、やっていけそうにゃ?」

「はい!毎回あんなに美味しいご飯が食べられるなんて、幸せです!」

「飲み物がなくなったなら、何かもらってくると良いにゃ」

「ありがとうございます!」


イポミアは、飲み物をとりに、店にはいっていった。


「ユメ様、部下が増えましたね」

「にゃー。みんな、ユリの部下なのにゃ」

「なら、後輩が増えましたね」

「それなら、あってるにゃ」


私は指示を出したりはしていないし、上司ではない。


何かをもって戻ってきたイポミアは、さっと座り、引き渡しの続きを始めた。

整理券があるのに並んでいるため、慌ただしく半鶏丼を引き渡し続けた。


「ユメちゃん、交代します」


メリッサが呼びに来た。


「もう、1時間たったのにゃ?」

「はい」


私は立ち上がり、席をメリッサに譲った。


「あとは頼んだにゃ」

「はい」


店に戻ると、イリスが忙しそうだった。


「どんな感じにゃ?」

「注文済みで、ケーキがまだです」

「全員にゃ?」

「カウンターの左端の方以外です」

「サクラムース出しておくにゃ」

「ありがとうございます」


イリスは、飲み物を色々配っていた。お茶以外に、ジンジャーエールや、ハーブティーの注文があったらしい。


少し落ち着いてきたとき、イリスが言った。


「先ほど厨房へ行きましたとき、恐らく、クロ猫ッカンを作るようなことを話していました」

「そうなのにゃ?ちょっと見てくるにゃ」


大きめなプリンカップがたくさん並んでいる。あれは、確かにクロ猫ッカン。

ユリの後ろから覗き込んだ。


「クロ猫ッカンにゃ?」

「そうよ。ユメちゃんも作る?」

「作りたいけどにゃ。お店が大変にゃ」


確認だけして、店に戻った。


「イリス、今日は外の方が大変だと思うにゃ。17時過ぎたら、お店を一人にして外を3人にしたら良いと思うにゃ」

「でしたら、私が外に行って参ります」

「頼んだにゃ」


17時をだいぶ過ぎ、イリスが聞きに来た。


「ユメちゃん、整理券なしのお客様が、10数名いらしてまして、追加分は売れないのでしょうか?」

「ユリに聞いてくるにゃ」


厨房に行き、ユリに追加してくれるように頼もう。


「ユリ、今日分売り切れたにゃ。あの作ってたのは売らないのにゃ?」

「どのくらい希望者がいるの?」

「まだ、10人くらいは並んでるらしいにゃ」


ユリは少し考えてから、販売を許可してくれた。


「足りそうなら売って良いわ。このあと来る人には断って、明日来るように言ってください」

「わかったにゃ」


急いで店に戻り、イリスに伝えた。

イリスは店内の鞄から半鶏丼をいくつかもっていった。


注文の締め切りのあと、何故かリラが店を通りすぎていった。

リラ、何やってるの?


しばらくすると、リラは、イポミアと話しながら戻ってきた。


「えー、昼からいたの?」

「メリ姉から声かけられてね、ここへは走ってきたわよ」


そのまま厨房に行ってしまった。


もうすぐ閉店時間で、店内の追加もないので、外を見に行くと、イリスとメリッサが折り畳みテーブルを片付けていた。


「終わったのにゃ?」

「はい」


整理券を配っていた男性二人も一緒に、みんなでご飯を食べて、解散になった。

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