夢の増員
遅くなりました。すみません。
最初、イポミアは、メリッサが面倒を見ていた。1時間で、メリッサとイリスが交代した。
3時間目の3時になった。今度は私が交代しよう。
「メリッサ、私はイリスと交代してくるにゃ」
「ユメちゃん、イポミアと二人で大丈夫ですか?もし調子にのるようなことがあったら、厳しく指導してくださいね」
「わかったにゃ」
外に出ると、まだたくさん並んでいた。
券をもらうのに並び、半鶏丼を受け取るのにならぶ。
ユリの優しさが報われていない気がする。
「イリス、交代するにゃ」
「ユメちゃん、良いのですか?」
「大丈夫にゃ。引き継ぎあるにゃ?」
「あの、配達希望の方の配達料金は、おいくらですか?」
「配達頼まれたのにゃ?」
「黒猫様がユリ様の御使いで癒しを届けにいらした。と、評判になっているそうです」
「相変わらず、噂が早いのにゃ。病人にパウンドケーキ食べさせただけにゃ」
「そうなのですね。では、イポミアをよろしくお願いします」
「任せるのにゃ」
イリスと席を代わり、あとを引き継いだ。
「イポミア、よろしくにゃ」
「ユメ様、よろしくお願いします」
並んでいる客から聞かれた。
「黒猫様、クッキーは売ってもらえますか?」
「大丈夫にゃ」
整理券と引き換えながら、黒猫クッキーも売って、結構忙しかった。
「イポミア、やっていけそうにゃ?」
「はい!毎回あんなに美味しいご飯が食べられるなんて、幸せです!」
「飲み物がなくなったなら、何かもらってくると良いにゃ」
「ありがとうございます!」
イポミアは、飲み物をとりに、店にはいっていった。
「ユメ様、部下が増えましたね」
「にゃー。みんな、ユリの部下なのにゃ」
「なら、後輩が増えましたね」
「それなら、あってるにゃ」
私は指示を出したりはしていないし、上司ではない。
何かをもって戻ってきたイポミアは、さっと座り、引き渡しの続きを始めた。
整理券があるのに並んでいるため、慌ただしく半鶏丼を引き渡し続けた。
「ユメちゃん、交代します」
メリッサが呼びに来た。
「もう、1時間たったのにゃ?」
「はい」
私は立ち上がり、席をメリッサに譲った。
「あとは頼んだにゃ」
「はい」
店に戻ると、イリスが忙しそうだった。
「どんな感じにゃ?」
「注文済みで、ケーキがまだです」
「全員にゃ?」
「カウンターの左端の方以外です」
「サクラムース出しておくにゃ」
「ありがとうございます」
イリスは、飲み物を色々配っていた。お茶以外に、ジンジャーエールや、ハーブティーの注文があったらしい。
少し落ち着いてきたとき、イリスが言った。
「先ほど厨房へ行きましたとき、恐らく、クロ猫ッカンを作るようなことを話していました」
「そうなのにゃ?ちょっと見てくるにゃ」
大きめなプリンカップがたくさん並んでいる。あれは、確かにクロ猫ッカン。
ユリの後ろから覗き込んだ。
「クロ猫ッカンにゃ?」
「そうよ。ユメちゃんも作る?」
「作りたいけどにゃ。お店が大変にゃ」
確認だけして、店に戻った。
「イリス、今日は外の方が大変だと思うにゃ。17時過ぎたら、お店を一人にして外を3人にしたら良いと思うにゃ」
「でしたら、私が外に行って参ります」
「頼んだにゃ」
17時をだいぶ過ぎ、イリスが聞きに来た。
「ユメちゃん、整理券なしのお客様が、10数名いらしてまして、追加分は売れないのでしょうか?」
「ユリに聞いてくるにゃ」
厨房に行き、ユリに追加してくれるように頼もう。
「ユリ、今日分売り切れたにゃ。あの作ってたのは売らないのにゃ?」
「どのくらい希望者がいるの?」
「まだ、10人くらいは並んでるらしいにゃ」
ユリは少し考えてから、販売を許可してくれた。
「足りそうなら売って良いわ。このあと来る人には断って、明日来るように言ってください」
「わかったにゃ」
急いで店に戻り、イリスに伝えた。
イリスは店内の鞄から半鶏丼をいくつかもっていった。
注文の締め切りのあと、何故かリラが店を通りすぎていった。
リラ、何やってるの?
しばらくすると、リラは、イポミアと話しながら戻ってきた。
「えー、昼からいたの?」
「メリ姉から声かけられてね、ここへは走ってきたわよ」
そのまま厨房に行ってしまった。
もうすぐ閉店時間で、店内の追加もないので、外を見に行くと、イリスとメリッサが折り畳みテーブルを片付けていた。
「終わったのにゃ?」
「はい」
整理券を配っていた男性二人も一緒に、みんなでご飯を食べて、解散になった。




