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クロネコのユメ  作者: 葉山麻代
◇女王ユメ◇

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夢の蚊帳

確かに隣の家だった。前の家より大きい。中に入ると、やっぱり食卓だったけれど、倉庫の他に、部屋が3つあった。1つがマーレイ夫婦の部屋で、1つが子供部屋らしい。グランは今いないので、リラの1人部屋なんだそうだ。


イリスがシーツを持ってきた。グランのベッドを使わせてくれるらしい。

前回はコロッと寝てしまったらしいので、最初からベッドの上で話そうとリラに言われた。


「リラ、ちょっと荷物とってくるにゃ」

「はい。待ってます」


転移で部屋に戻ると誰もいなかったので、女王の結界の魔道具を持って、再び、リラの部屋に転移した。


「何を持ってきたんですか?」

蚊帳(かや)みたいなものにゃ」

「かや?」

「虫除けにゃ」

「ユメちゃんは凄いですね」

「マーレイとイリスも呼んできてにゃ」

「はーい」


リラが呼んできたマーレイとイリスにも簡単に説明し、家の中心部分に設置させてもらった。


起動させるときに、魔道具に手を添えてもらい、今、手を添えた者に悪意をもつ者や攻撃から守られるが、悪意を持ったものは近寄れなくなるので、それだけ了承して欲しいと頼んだ。


悪意を持つものが近づけないことで困ることはないので、問題ありませんと言われた。


起動させると、4色の結界が張られる。

転移結界、物理結界、精神結界、反射結界。


「あ、なんか薄い幕が出来た」


イリスだけが反応した。


「イリス、結界が見えるのにゃ!?」

「これは結界なのですか?」

「何色に見えてるにゃ?」

「何色・・・うっすら透明の白っぽい色でしょうか」

「4色に見えるようなことがあったら教えてにゃ」

「はい」

一月(ひとつき)は持つにゃ。そのあとは、たまに魔力を充填してにゃ」

「はい!」「はい」


リラの部屋に戻り、眠くなるまで色々話した。



そしてやっぱり、起こされたら朝だった。


「ユメちゃん、朝ご飯食べましょう!」

「又知らない間に寝てたにゃ」

「はい。21:00でした。ユメちゃんは時計みたいです」


マーレイが作ったらしいご飯を食べた。

薄く切った固めのパンとスープと目玉焼きだった。作るのがマーレイで、片付けるのがイリスの担当らしい。


食べ終わってもイリスだけ残り、リラとマーレイの3人で店に来た。


「おはようございます! 」「ユリ、おはようにゃ!」

「ハナノ様、おはようございます」

「皆さん、おはよう。予想より早かったわ」


すでにユリは何か作業をしていた。でも、まだ作りはじめてはいなかったらしく、リラが「間に合ったー」と言っていた。


リラは休憩室にあるエプロンを取りに行き、私はリビングに私のエプロンを取りに行った。

戻ってくると、リラが紙を見せてくれた。ユリが書いたらしい。紙には今日の予定が書いてあり、どれでも好きなものをして良いらしい。


よく見ると、明日の予定まで書かれていて、ユリがみんなの仕事を見つけるのに苦労したのが伺え、少し笑ってしまった。


◇ーーーーー◇

計量と製造

黒糖フルーツタイプ、200個(20×10)

普通のパウンドケーキ、100個(20×5)

柚子タイプ、10個

紫芋とドライアップルタイプ、10個

黒猫クッキー 320枚(80×4)

リラの華240枚(80×3)


その他

パウンドケーキの型紙敷き

ココット洗浄1500個

グラタン皿用意100皿


余裕があれば(明日の仕事)

抹茶生チョコ、ホワイト5kg、 生クリーム2kg

ローズ生チョコ、ホワイト5kg、生クリーム2kg

コーヒー生チョコ、ブラック10kg、生クリーム5kg

ポテロン用の南瓜蒸し、裏ごし300個分

グラタン用の南瓜蒸し60食分

ポテトサラダ用のジャガイモ蒸し、皮剥き、潰し 100食分

シチュー用の野菜カット、下煮 100食分

◇ーーーーー◇


リラの華と黒猫クッキーの数が多い。これは私達用だ!と思った。


「パウンドケーキの計量したらクッキー作ろうと思います」

「クッキー作るにゃ!」

「はい。お願いします」


まずは、ユリのパウンドケーキの1、2回目の分の計量をした。ユリにバトンタッチし、リラと一緒にクッキーを始めることにした。


マーレイは、ココットを洗うらしい。


少しすると、ソウとカエンが来た。さっきリビングに行ったときは会わなかったけど、どうやら片付けをしていたらしい。バスルームにいたようだ。


カエンは見学で、ソウは南瓜とジャガイモを蒸すようなことをいっていた。


量った分の仕込みが終わったらしいユリが、マーレイを見ていた。どうやら、マーレイの洗う速度が早いのを驚いていたらしい。


大分たってからイリスが来た。リラに聞くと、洗濯をしてから来るといっていたので、洗濯が終わったのだと思う。


イリスは、洗ってあるココットを冷蔵庫にいれ、ユリのパウンドケーキの型紙を作るといっていた。


ユリが生地を作ってパウンドケーキ型に入れると、手の空いた人が全員手伝う。上側を(なら)して綺麗にするのだ。そうすると、ユリが細い油を絞っていく。これは、綺麗に出来上がるための工夫らしい。


カエンは、ユリのパウンドケーキを手伝ったり、リラにクッキーを教わりに来たり、色々なことをしているようだった。


「ユメちゃん、お昼ご飯はどうするんでしょうか?」

「ユリが作るのかにゃ?」

「私が作ってみようかなぁ」

「ユリに聞いてみると良いにゃ」


リラはユリに聞いて、任されたらしい。

オムライスを作るといって張り切っていた。

私はリラに聞いた通りに、オーブンから焼けたクッキーを出し、新しいクッキーを入れて次のを焼いた。


たまにリラが確認に来てくれるので、安心だけど、三段ある一番上のオーブンで焼いているので、焼いているのは見えない。ユリのパウンドケーキの方が重たいので、一番上は、軽いクッキーと言うことになった。


頼まれていたクッキーを全部オーブンにいれた頃、リラがみんなに声をかけた。


「お昼ご飯出来ましたー」


全員でご飯を食べることになった。

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