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クロネコのユメ  作者: 葉山麻代
◇少女ユメ◇

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夢の朝食

まだ早いのに目が覚めた。

リビングにいくとユリがいた。

もう出かけるのだろうか?


ユリが朝ご飯をすすめてきたが、起きたてでまだ食べられない。


ユリは何か作りながら話をしていた。

昨日のアイスのことが気になって聞いてみたら、へんてこりんアイスの話をしてくれた。

ワサビも金箔もお菓子じゃないはずだ。お料理のアイスってうまいのか?


結局、カボチャアイスはラムレーズンと一緒に作るらしい。



ソウが起きてきてユリに何か頼んでいた。

冷たいなんとか?って言っていた。

他にも、りんごジュースが「おーりん」と言っていて、良くわからないのでユリに聞いたら説明してくれた。美味しいらしいので飲んでみることにした。



ユリは炊きたてのご飯を水で洗っていた。

コップ2つに氷水と冷茶と、ふりかけみたいなのをソウに出していた。


ソウは、氷水をかけて美味しそうに食べていた。

あまりに美味しそうに食べているので聞いてみた。すると、食べやすくてうまいと言っていた。


ユリにまだあるか聞くと出してくれるらしい。

どうせ冷やすなら最初から冷たいご飯を使えば良いのにと思って聞くと、温かいご飯を食べるときに冷やした方が美味しいのだと説明してくれた。


ユリが、スプーンが要るか聞くので、箸が使えると言うと驚いていた。

いつも先が丸いフォークが出されるけど、そうか、箸が使えないと思っていたのか!


でもユリは、スプーンと、先が丸いフォークと箸を全部持ってきた。


ユリを見ると、冷茶をかけていた。

ソウは氷水をかけていたけど、ユリは冷茶をかけている。どっちが良いのだろう?

わからないから半分ずつかけた。


お茶漬けも、おーりんもどっちも美味しかった!

冷たいご飯が美味しいなんて知らなかった。

冷たいご飯は寂しい味がすると思っていた。

あれ?何でそんな風に思っていたんだろう?


ユリは優しそうに笑っていた。


箸が使えると言った手前頑張ってみたけど、お茶漬けを箸で食べるのは難しかった。仕方ないので最後だけスプーンを使った。



今日はソウがついていくらしい。

アイスも作らないと言うし、ちょっとでかけようと思う。

ユリに言うと、お店のお菓子を食べて良いと言っていた。


うっかりしていたが、ユリにハンカチを借りるのを忘れていた。

小さい袋でもあれば良いのだが、しょうがない。

袋づめされているパウンドケーキを1つもらってポケットに入れて出発した。

次回 08月30日 13時00分です。

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