くノ六 イベントが好き
忍者ノート2 忍薬 仙人丸
黒く丸い丸薬
一粒で怪我や病気を治し体力をも復元
3日は腹が減らない
特殊な方法で造られた薬
読んで頂いている方々ありがとう御座います。
〃べべん~♪べべん!♪〃
あちらの世界から十五才の少女として転生を果たした山田忍〃
この世界は菱形に似た一つの大陸〃
中心には巨大山が立ち列び十字に伸びた山脈を形成し〃それらの交流を困難な物にしている陸地〃
北から東は文明の遅れた人間界〃
東から南はドラゴン界〃
南から西は文明が少し発達した人間界〃
西から北は悪魔界〃
悪魔界は王のいない世界〃魔神達の配下に魔物や魔獣が跳梁跋扈し〃欲と嫉妬が渦巻く世〃
人間を騙し落とし入れ争わせ〃隙を見ては目障りなドラゴンを消そうと暗躍する輩〃
人間は交戦的で戦好き〃目先の欲に溺れドラゴンを資源と捉えるている輩〃
ドラゴンは悪魔界の動向を注視し〃それに操られる人間を憐れみ悲しく思う輩〃
ドラゴン〃人間〃悪魔〃の三竦み〃
其を観かねた古代竜神〃孫の願いと共に新たなる一手と召還された少女〃
山田忍〃イヤ!花隠竜華〃
幼少の頃よりの忍者好き〃自分で考えたアイデアを書き綴った忍者ノート〃23冊〃
それを武器にこの世界をどう生き抜くのか〃
古代竜神の思惑は成功するか異なか〃
ここは、東寄り南側ドラゴン界に近い人間界〃
今日も独り歌を歌いながら呑気に人間の町を目指して歩く花隠竜華〃
行く手に怪しい一団〃
ハテサテ如何あいなりますか〃
〃はじまりハジマリ~♪~べべん~べん!♪〃
◇◇◇
「あたい~グレ初めたのは~♪ほんの佐々木のことなの~♪フフ~♪尾豊 崎、私の青春だったな~♪フフん~♪」
適当に近く町に向かい少し舗装された道を歩いてたら、
「おい!お前!昨日の娘だな?!」
「あちき?へい!昨日も今日も娘です。」
振り向いたら、昨日の隊長さん一行。
「何か、文句でもあるのか‥?」
少し強張った顔の隊長さん
「でっ‥殿下が!お呼びだ‥です。城まで一緒に来て頂けますか‥?」
歩くのも飽きたし、暇だし‥こう言うイベントが好き!
「私はイベントが好きだ‥
私はイベントが大好きだ!
私はイベントが大~い好きだー!!!
轟音たて進むジェットコースターの若い男女の叫び声、ヒーロショウーの怪人役の男達の汗臭さ。
展望タワーから足元の強化硝子から視る下界を見下ろした時の足のすくみと手を握る力、サプライズの誕生会のケーキに顔を押し込まれて驚く主役の顔。
私はイベントが大好きだ!!」
私の演説を聞き終えた隊長さんが、
「ご動向してもらえますか?」
「あんたも大変だな‥しかたない力ずくで捕らえたってことにして、私を縛って馬車で城まで行きなさい。」
「はっ!ハイ!助かります。」
作戦名!町まで楽チン移動。成功!
「学校は~辞めたは~♪今は縛られているわ~♭奴もいかれていた~し~けどホントは竜華の~♯性分ね~♪」
べべん~♪
生暖かい目で宜しくお願いします。