くノ四十四 時限爆弾
ほら
足下を見てご覧
それが貴方の歩む道
ほら
前を見てご覧
それが竜華の未来
読んで頂いている方々、ありがとうございます。
<眩星eyes>
「何よあれ!ふざけろよっ!」
でっかい化物ドラゴンが現れたと思ったら、ピカ一って黒い光りが見えたと思ったら、何処だここ?
「ランドル、何か知ってるか?」
《恐らく、あれはバハムート。黒い光は次元光。
時空と時空の狭間に飛ばされみたいだ。》
たまたま、竜華のくれた腕輪を使ってバトルアーマー装着してたから、良かったけどさ。
「おーい!誰か聞こえる?生きてる?」
「死んじゃいないよ。眩星!」
「おっ!青烈!大丈夫そうで何より。」
「取り合えず、さっき竜華には連絡をいれたよ。」
「了解!青烈!さて‥どうしましょうか?」
と、眩星に振られた私は、腕輪のヘルプに聞いてみた。
「おーい、ヘルプ。どうやったら元の場所に戻れる?」
《ヘルプです。忍具の次元爆弾が効果的です。》
「時限爆弾?」
《ヘルプです。違います。次元爆弾です。次元空間に亀裂を発生させ、そこから脱出する方法です。》
「それ危なくないの?」
《ヘルプです。バトルアーマーを装着していれば問題有りませ。》
「だとさ、眩星。やって見る?」
「ヨッシャ!忍具次元爆弾!enter!」
((ポフッ!))
<竜華eyes>
けど変ね‥‥確かに建物や草木は抉れて跡形も無いのに、城に居た人々は無事見たい‥‥何で?
《ブレイク何か知ってる?》
《昔、シグナスに聞いた事があるで、バハムートとは、善でもなけりゃ悪でも無い。奴は時の番人。時代に相応し奴を見付けては試練を与えるってな。》
無機物や意思無き者だけを破壊し、選ばれ消えた者だけ試される‥‥
私と理不‥以外?
眩星 青烈 獲流 アゼストさんも?
あっ!
理不が軟派してた娘も消えた‥何で?
生暖かい目で宜しくお願いします。




