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異界奇譚☆くノ一  作者: 一心プラン
次の三歩 忍び足
42/45

くノ四十二 軟派

所謂普通の15才だわ

女の子事知らなさ過ぎるの

理不(りーふ)


読んで頂いている方々、誠にありがとうございます。

私は貴重な忍者ノートの余白を使い、ドラゴンの腕輪のコピーを書き出した。

それぞれの竜刀に合わせ色を使い、ボタンの中には、私と同じDの紋章を施し小さくその隣にコピーのcを入れた。

最後の項目には当然[不滅の物]を書き、完成である。


「皆~出来たよ!ハイこれ。」


「「「おー!」」」


「最初は、初期設定が必要だから、ボタンを押してヘルプさんの案内に従ってください。」


「カッケー!」


「使い方も、ヘルプさんに聞いて各々で練習してね。」


各自、驚愕の声を上げながら目を輝かせている。

「良かった~腕輪を使う時は、外でお願いしますよ!」


では、

「理不さんは、私と一緒に町まで行って、その格好をどうにかしましょう!」

「え?何でだい。モコがせっかく用意した服なのにさ。」

「なのに!なのに!」


「なのに!もヘッタクレもナッシング!」


理不の耳を摘まんで無理無理立たせ、町へ洋服を買いに出掛けたんだけどね、


「私らと、揃い乙!ヤッパ革ジャン。それも緑色の上下よ!どおよ?」

「何かゴツゴツして、着心地が‥」

「それは慣れ!そして味よ!分かる味?」


「と言われてもさ、まあ味わうよ。ありがとう。」


序でにと、私が服を見ているチョッピシの間に理不が居なくなったのよ。

焦って外に出たら何と!軟派しんのよ彼奴。


「でさ‥ねっ!‥来ない?‥良いじゃ無いか?」


おいおい、全身白でまとめた田舎娘を口説いて、チミは何者だ!ハイ!私が変なお兄さんデシ!

て、憲兵さんに取っ捕まるぞ!


「チミ!行くよ!」

又又、理不の耳を摘まんで引っ張ったらさ、

「痛いよ竜華さん~!」

「痛いも、ヘチマもナッシング!」


その光景を見ていた田舎娘がさ突然、

「なにやらかしてんだ、オンメ~よ。」


あぁ‥ヤッパし田舎娘だった‥






生暖かい目で、宜しくお願いします。



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