くノ三十二 頃あい
青烈なの部屋へ電話を掛けて
男と遊んでる芝居続けていたけれど
あの子も割りと忙しい様で
そおそお付き合わせても居られない
読んで頂いている方々ありがとうございます。
へのへのもへじーさん?
「‥私はクレスタ。お水ありがとうございました‥‥(バタッ!)」
体力の消耗が激しかった為、水を飲み礼を言った途端に気を失なったクレスタ。
((パチッ‥パチ‥パチッ‥))
「‥ん‥ここは‥?」
焚き火の音で目を覚ました彼女。
「おや、起きたみたいだね。具合はどうじゃ?」
「大分マシになりました。」
「砂トカゲのスープじゃ‥」
「ありがとう‥‥美味しい‥‥‥ここは?」
「砂漠の岩場にある、ワズの寝床じゃよ。お前さんを担いでな‥なして、こんな砂漠の真ん中を歩いてたんじゃ?」
クレスタはナゾのじーさんに、此までの経緯と思いを話した。
「私は絶対に嫌!それに、愛してもいない人と何かと結婚なんか‥」
じっと、その話を聴いてたじーさんは、
「そうじゃの、愛は大切じゃ‥愛はのぉ~‥
どれ!ワズが稽古付けてやろう。
こう見えても、昔はソコソコの剣士だったんじゃぞ。」
宛ても無く砂漠を旅するよりか、ヘンテコじーさんに教えて貰った方が少しは増か‥そんな考えに行き着き、
「是非!お願いします。」
次の日、岩場の洞窟から外に出ると、足元に草が生えその真ん中には、1メートルほどの石柱があり横には、少しの野菜が栽培されていた。
「お爺さん、凄いです!砂漠の中に緑なんか!」
「時間は掛かったがの‥サテサテ‥初めるか!」
「ハイ!お爺‥先生!お願いします。」
~~~
~ナゾのへのへのもへじーさん‥‥
実は実は凄い方。
カサンドラ国、三代目国王 スパーダー
王座の戦いに敗れ、国を後にし砂漠をさ迷っていた時、大毒サソリの群れに襲われた後遺症で、体の3分の1ほどが、醜い有り様になり人に驚かれないように、白布で体を隠し顔には笑いを誘う文字で誤魔化しているのだ。
瀕死の状態の彼を助け、命を救ったのは
1体の竜人であった。
一命を取り止め、意識が戻ったスパーダーが目にしたのは、
全身金色に輝く鱗の女竜人であった。
女竜人は何かの戦いの疲れと、スパーダーの看病でかなり弱っていた。
しかし、そんな素振りを見せる事無く、
「おぉ‥気が付かれたか‥」
「貴女様が‥私は‥スパーダー‥ありがとうございます。命の恩人です‥」
「なぁ~に気にするな、私はサンドラだ。」
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修行を始めて3年。
「そろそろ、頃合いじゃな‥‥」
へのへのもへじーさんは、石の剣を振るクレスタを読んだ。
「クレスタよお前が修行を始めて3年じゃ、後1年で成人式。
での最後の試験として、この1年で砂トカゲを100匹捕まえる事が出来たら卒業じゃ。」
‥‥100匹‥‥
食料確保の為に二人係で3日に1匹捕まえれば良い方なのに‥‥1人で‥‥
「ハイ。ヤってみます‥嫌!絶対やり遂げます!」
生暖かい目で、見てヤって下さい。




