くノ三十一 へのへのもへじ
勇気の鈴が リンリンランラン
不思議な冒険 る~る~るる~る~
読んで頂いている方々ありがとうございます。
東側のドラゴン界の北側にある十字山脈の麓の
砂漠地帯。
そこのオアシスに小さな人族の国がある。
ドラゴンと共存し独自の文化を形成した国。
砂漠の都市サンドラ。
サンドラ国の王族には2つだけ掟がある。
[力が全て。力ある者が王である]
[結婚相手は王が決める]
力さえあれば、王族の血を引く者が王になれると言う。
又、王に認めて貰えれば王族とも結婚できる。
今の王が、前王を倒してして28年になり、今だ眼光鋭く、他を寄せ付けない迫力がある
現王 コロナ、そして王姫 ローレル
そしてその娘、クレスタ。
クレスタには不満があった。
何故、結婚相手を王が決めるのか?
今自分は14才‥後4年したら成人になり結婚させられてしまう。
そんなのは断じて嫌だ!何故なら、
クレスタは、イケメンの草食系男子が大好き!
なのだ。
どこの馬の骨とも分からないアホとは結婚したくない。
自分で見付けた美男子と結婚する!
と決めている!クレスタ。
クレスタには作戦があった。
それは、自分の父親つまり現王を倒し、自分が王になり、このバカな掟を廃止する事。
それには、後の4年で力や技をどうやって修得するか‥沢山の古文書に目を通し、何か無いかと探し続けて6ヶ月‥ある1冊の古文書に‥
[砂漠のオアシスを根城としていた砂竜は人間にこの地を与え、自身は砂漠の地に己を沈め眠りついた。]
クレスタは考えた、もし砂竜に会えたなら、もし砂竜に稽古してもらえたら‥父に勝てるので?
その思い一念で、置き手紙を残しクレスタは旅立った。
夢は夢‥現実は甘く無い。
行けども行けども砂‥時々砂嵐。
砂漠を歩いて3日経った時、持っていた水を飲み切り意識が朦朧としながらも歩き続け、最後は力着き砂地に顔付き入れ倒れた‥
「もし‥大丈夫か‥」「‥水を‥」
「ほら、飲みなされ‥」「‥ゴク‥ゴク‥」
水を飲み、我に返ったクレスタは、水を分けてくれた人物に礼を言う為、起き上がりその人物を直視した。
「水をありがとうご‥ざい‥‥‥した‥」
体を長く白い布地を巻き、顔も同じ布地で覆い口だけが出ている‥口以外の布地には‥
へ の へ の も と書かれている‥お爺さん?
「すまんの、変な格好で。
ワズは、へのへのもへじーさんじゃ」
そう~さ♪恐れない~♭でクレスタ~♯のために♪愛~と♯勇気だけ~♭が友達さ♪
生暖かい目で宜しくお願いします。




