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異界奇譚☆くノ一  作者: 一心プラン
次の三歩 忍び足
31/45

くノ三十一 へのへのもへじ

勇気の鈴が リンリンランラン

不思議な冒険 る~る~るる~る~


読んで頂いている方々ありがとうございます。

東側のドラゴン界の北側にある十字山脈の麓の

砂漠地帯。

そこのオアシスに小さな人族の国がある。

ドラゴンと共存し独自の文化を形成した国。

砂漠の都市サンドラ。


サンドラ国の王族には2つだけ掟がある。

[力が全て。力ある者が王である]

[結婚相手は王が決める]


力さえあれば、王族の血を引く者が王になれると言う。

又、王に認めて貰えれば王族とも結婚できる。


今の王が、前王を倒してして28年になり、今だ眼光鋭く、他を寄せ付けない迫力がある

現王 コロナ、そして王姫 ローレル


そしてその娘、クレスタ。


クレスタには不満があった。

何故、結婚相手を王が決めるのか?

今自分は14才‥後4年したら成人になり結婚させられてしまう。

そんなのは断じて嫌だ!何故なら、

クレスタは、イケメンの草食系男子が大好き!

なのだ。


どこの馬の骨とも分からないアホとは結婚したくない。

自分で見付けた美男子と結婚する!

と決めている!クレスタ。


クレスタには作戦があった。

それは、自分の父親つまり現王を倒し、自分が王になり、このバカな掟を廃止する事。


それには、後の4年で力や技をどうやって修得するか‥沢山の古文書に目を通し、何か無いかと探し続けて6ヶ月‥ある1冊の古文書に‥


[砂漠のオアシスを根城としていた砂竜は人間にこの地を与え、自身は砂漠の地に己を沈め眠りついた。]


クレスタは考えた、もし砂竜に会えたなら、もし砂竜に稽古してもらえたら‥父に勝てるので?


その思い一念で、置き手紙を残しクレスタは旅立った。


夢は夢‥現実は甘く無い。

行けども行けども砂‥時々砂嵐。


砂漠を歩いて3日経った時、持っていた水を飲み切り意識が朦朧としながらも歩き続け、最後は力着き砂地に顔付き入れ倒れた‥


「もし‥大丈夫か‥」「‥水を‥」


「ほら、飲みなされ‥」「‥ゴク‥ゴク‥」


水を飲み、我に返ったクレスタは、水を分けてくれた人物に礼を言う為、起き上がりその人物を直視した。

「水をありがとうご‥ざい‥‥‥した‥」


体を長く白い布地を巻き、顔も同じ布地で覆い口だけが出ている‥口以外の布地には‥


へ の へ の も と書かれている‥お爺さん?


「すまんの、変な格好で。

ワズは、へのへのもへじーさんじゃ」


そう~さ♪恐れない~♭でクレスタ~♯のために♪愛~と♯勇気だけ~♭が友達さ♪






生暖かい目で宜しくお願いします。

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