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異界奇譚☆くノ一  作者: 一心プラン
次の二歩 差し足
13/45

くノ十三 花隠流奥義

初よろ~おいら腕輪す。

一応正式名は、God dragon ring す。

竜華様のノートをカテゴリ別に分けて整理しのは俺す。

5才からのノートだから13冊までイタズラ書きの幼稚なもんばっかしで、それを具現化するのも一苦労す。

クソとかゲロとか頼みますよ竜華様(泣)



読んで頂いている方々ありがとうございます。


何んとかガイルの迷穴宮に着いた私とゼットさん。


「ゼット!装備を替えたいので、少しお待ちを~」


《腕輪よ!アイテム全標示!》((ブォン!))


「先ずは、バトルアーマーと‥斬鉄刀と‥アレと此れも‥ヨシャッ!こんなもんでどうだ!」


バトルアーマー映画【鉄人マン】のそれにクリソツなアレ。右肩には、シールドモニターに連動したレザー銃。背中のバックパックの下部からハノ字に突き出た2つのグリップを引き抜くと、刀身が赤く薄く光を放つ刀。切れ味は、タピオカを吸い込むストローの様に‥‥チョイ違うか‥‥バナナを包むグレープ見たいに‥‥いや‥まあ‥そんな感じでハードメタルも切り裂くの。

それのアレとの違いは、胸にひまわりの絵と、肩にチューリップが描いてあるピンクボディよ。


「enter!」


「どうだ?ゼット。」


「どっ‥どうって‥じょ‥嬢ちゃん‥観たこと無くて‥面食らっちまってよ‥スゲ‥凄げーよ!」


とても良い反応~♪



迷穴宮の中に足を踏み入れた私達は、暫く歩くと突き当たり右奥に下への階段を確認したの。

先行して下り様とするゼットさんを静止して、シールドモニターを暗視モードから赤外線に替えたのね。

ここ最近下に行った形跡か無かったから少し戻ったら、岩影の裏に続く足跡を発見して、

「ゼット、コッチだ。」


彼と隠し通路を歩いて行ったのよ、モニターのタイマーを確認したら4時間以上掛かって、ヤット怪しい扉の前までこれたの。

「こっからは俺の出番だ。嬢ちゃんは、ここで待機していてくれ。」


そう言い残して扉の中に入ってたのよ。モニターを赤外線からエックス線モードに替えて扉ごしに中の様子を見てみたら、人型の石像が22体の奥に、僅かに動く長い影があるね。

手前2体の石像を気にするゼットさんの視角に、回り込む長い奴が分かったから、私は咄嗟に扉を開けて、

「ゼット!うしろ!」


て叫んだら、声に反応したゼットさんが間一髪の所で奴の攻撃を回避したのよ。

飛び退きながらゼットさんは、刃物を奴目掛けて放たら、口から糸を吐き出したて刃物を絡め落としたの。奴は勢いそのままに糸を飛ばして、ゼットさんを糸で攻撃して動けなくしちゃたのよね。


で、私の出番!私の‥ワイの‥

ワイの出番や!ワイは猿や!プロ忍者猿や!

「つむじ風~♪舞~う♭暗い場所で♯ね~らいは♭な~がい~♪蛇や~ろ~を~♭」(違う!)


「パワーバリアON!」


バリアを作動させ、糸に絡まったゼットさんを救出している間も、糸や尻尾や時々光ったりの攻撃が受けてたわ。

けど、全てバリアが防いでいたから私は無傷!

どこも問題なし!ノープログラム!‥?‥ノープロミネンス!‥てことよ。


「後は私がやります。下がって!」


奴に向き直り対峙して見たら‥キもッ!

額に人の顔が着いた上が蜘蛛で下か蛇‥キもッ!

オマケに黒い羽根まで生やして‥キもッ!


「私は花隠竜華!あんたは何モノ?」


「クククッ‥冥土の土産に教えてやる。我は堕天24使が1人、テンタイムのスネークパイダー様だ!」

「(はあ?10時のオヤツのスティクパイだ?)‥ここは、いったい何よ?」


「ここは、罠!5人の人間の内4人を殺し、1人に宝物を持たせ逃がす。その1人が話しを広め10人を集める。配下の魔物を使い殺し人間共の生気を吸い付く狩場よ。」


(ウワ~キもッ!)


「話しは終わりだ!2人まとめて死ね!ウラボロスカッター」

((グルグルグルーシュ―――――――――ン!!))


げぇー尻尾くわえて丸まってグルグル回り出した!しかも無数のセビレがノコギリの刃見たいになって‥‥まるで電ノコね。


「花隠流大義!斬鉄刀初手!一線!」


(((シャキィン――――――!)))


蛇の輪切り2つ完成!


ここで決め台詞ね。


「鉄を食え!飢えた忍者よ!死んでも豚には食い付くな!(ここで刀をバトン見たいにクルクル回して、バックパックに刀を差し込んで‥)((カキン!))一件落着!」


「パチパチパチパチ!よっ!お見事!」


えへへ~♪


       

         べべん~♪


生暖かい目で宜しくお願いします。

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