プロローグ 異世界転生物語
大事な女の子の友達を殺された奴が、死んだあとの異世界で、○○に!?
あるところに、学校の校庭で殴られて、殴られて、血だらけになった男の子がいました。
なぜ、殴られていたのか。
理由なんてありません。ただただ殴りたかったから殴っているだけなのです。
殴られている男の子を見て周りの人は
「うわーかわいそう~」
「ザマァ」
と、言っていました。
誰も助けようとはしませんでした。
でも、彼にはひとりだけ友達がいました。
それは、同級生の女の子でした。
その女の子とは、とても仲がよくいつも一緒にいました。
でも、今、彼を殴っている者たちがその女の子を自殺させてしまいました。
だから、彼には生きる理由はもうほとんどありませんでした。
なぜなら、本当の親も、義理の親もどちらも、死んでいるからです。
そんな彼には一つ夢がありました。
それは、アニメなどで、死んだら行けるなどと言ってる、異世界にいくことでした。
でも、彼には怖くて自ら死んであるかすら解らない異世界に行くことは出来ませんでした。
だから、今自分を殴っている者たちに少し感謝していました。
「あーもし異世界に行けたらまたあの子に会えるかな」
そんなことを考えていたら、意識がだんだん無くなって行きました。
「あーそろそろ死ぬのかな」
彼にはあまり死への恐怖はありませんでした。
それは、生きている間にもう死よりも苦痛なこと、唯一の友達が死んだことが原因でした。
さらに、彼の意識は遠のいて行きます。
「さらばだな、糞みたいな世界さんよぉ!」
こうして彼、
西城 カルマは死んだ。
目を覚ますと目の前には、白いドレスを着た女性がいた。
「ようこそ転生の間へ」
初めての、小説を、書きました。
今後とも読んでいただけると幸いです。