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うさ星物語  作者: うさ
はじまりの章
2/6

~サプライズパーティ~

ある日、いつもの探検中に突如エリザベスの瞳が輝いた!


「まほみちゃんの誕生日会をやろう!」


「あら! お誕生日!いつなの?」うさわんの瞳も輝いた♪♪


「わかりません (´・ω・`) 」


「え・・・・?」


目と目を合わせたまま二人は固まった。


こういう時ミルラのサポートが必要になる


「あ・・それ、まほみちゃんが自分でもわからないんだって;」


「あらま」


「なので、私達で決めることにしました (`・ω・´) 」


「あら・・・はい。」


まだうさわんはエリザベスのペースについて行けない。


しばらく頭が空転したが我をとりもどした。


「そうね!お世話になりっぱなしだし、何かお返ししたいね♪」


「うん♪」 ミルラも " なるほど " と思いにっこりした♪




エリザベスはすぐに計画を立てる


会場は、まほみちゃんの家だ


うさぎ達の家は人間には小さすぎるし、


うさわん家(城)は呼ばれるだけでサプライズしてしまう


というか、うさわんママや執事さん達が暴走しそうなので・・・



さて、エリザベスがまほみちゃんを家から誘い出し、


その間にミルラ&うさわんが準備をする事に。


ミルラは日頃皆について行くだけで精一杯だが、


こういう時には無心で作業をこなす。しかも色々センスが良い。


一方のうさわん、お姫様修行しているはずだがズッコケまくり


ミルラの足を引っ張っている感が・・・


だがもし、エリザベスが飾り付けしてたなら謎パークになっていただろう



さて用意しておいた料理も並べ、なんとか無事に準備できた♪


日も陰ってきて、いよいよサプライズの時間だ!


ちょうど良くまほみちゃんとエリザベスが帰ってきた


何をしてたんだか二人共息をきらしている、


「ちょっと、白熱した〜」エリザベスはフラフラだ。


「うん、少し休憩ね♪」 まほみは未だ続けたいのか余裕である。



家に入るとミルラ&うさわんが空気式のクラッカーでお出迎えした


ポンッ♪ポンッ♪


「おかえりー!!」


きょとんとしたままのまほみちゃん


「今日は、まほみちゃんに感謝の日であります!」


エリザベスは "してやったり" と満面の笑みだ。


テーブルには3人で作ったケーキがある


まほみはエリザベスに手を引かれて席につくと、


今まで感じた事のない幸せな気持ちになった。


うさぎ達は一斉に、


「まほみちゃん、いつもありがとー♪」


ケーキを取り囲んだ皆の顔は暖かなロウソクの光に照らされ、


なんとも言いがたい素敵な雰囲気に包まれた。


まほみも満面の笑みを浮かべ皆にお礼を言おうとした、


が、突然、異様に外が気になり始めた・・


さっぱり意味がわからないが、鼓動は激しくなり息が苦しくなってゆく。


そして例えようのない恐怖に陥いっていた。


世界がグルグル回り壊れてゆく様に感じた。


そして気絶し椅子から倒れ落ちてしまった。



「あれ・・喜びすぎた?」 エリザベスはきょとんとした。


うさわんは素早く飛び寄り、まほみちゃんの様子を観た。


「バイタル確認・・呼吸・・脈・・気を失ってるようね」


「バイ・・・だいじょうぶなの?」ミルラは頭の中が真っ白になった


「外で暴れすぎました。ごめんなさい・・・」エリザベスは意気消沈していた。



いつもボケ娘に見えるうさわんが淡々と看護師の様に振る舞う。


でも目に必死さが溢れていた。


テーブルの下に寝具を運び、まほみちゃんを寝かせ大人やお医者さんを呼んで回った。


星空の中、エリザベスはひとり泣いていた。



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