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第21話 有力者判明

今、俺らはかなりまずい状況なのかもしれない。

たまたま山で出くわした3人のプレイヤー。

その3人全員がレベルunknownだったのだから。


「お前は美しいと同時に可愛らしい私の足すら舐められない豚なのか?」

「そもそも俺は先輩の豚?……使いっ走りになった覚えがないんですがね。」

「お前がなったかどうかじゃねぇんだよ!私がするかどうか!そんな事もわかんねぇのか!」

それにしてもいったいどうなってるんだ。

あっちのシンデレラと名乗るunknownは急に豹変するし。

緑のヤツは動く気配すらない。

黒いヤツもそうだな、シンデレラの対応に追われてるようだ。

逃げるなら今がチャンスなのかもしれない。

そう思い、俺はカムイたちの方を振り向くとカムイが隠しナイフを取り出そうとしていた。

その後、俺は驚きの光景(・・・・・)を目にしたんだ。

カムイの腕が床へと落ちたのだ。

「この混乱に乗じて襲撃ですか。考え方に見込みはあります。ですが、それを成し遂げるだけの力がない。それに力量差も測れない愚か者の様ですね。」

「おい、お前、何よそ見してんだ。今は私が喋ってんだろ?」

カムイは切り落とされた腕を掴み、その場に膝を付く。

「ははっ。……これは、思ったより……やばいね。」

「……喧嘩の前に、目の前のプレイヤーを排除したらどうだ?私らの目的は他のプレイヤーを狩ることだろう。」

「それもそうだな。お前のシツケはその後だ!」

「これが終わったら元に戻ってくれてるのを願うばかりですよ。」

やっぱテレパシーって便利だよな。

この世界に来て、この機能は一番有能なシステムだと思ってるぜ。

「ブレイク!」

ミホは山へと向かって才能を使う。

さっき地図を見た時、山や森、廃墟はフィールドではなく物のような書き方をされてたんだ。

だからもしかしたら、と思ったがやっぱ破壊できたな!

そして俺は崩れる山の先を見る。

「よし、見えた!カムイ!わかってるよな!」

「君の考える事は大体ね。」

「トライワープ!」

俺はシーナとミホを一緒に山の降りたとこへとワープさせる。

それに付いてくるように、カムイとナナカちゃんも現れた。

「シーナ、カムイを回復してやってくれ。」

「いいのかい?僕は仮にも敵なんだよ?」

「目の前でやられたってのに放置できるわけもねぇだろ。」

俺もまだまだ甘い、いいや非情な人間になるよりはマシだ。

シーナは慌ててカムイの応急処置に入る。

今回も結構賭けだった。

unknownと出会う度にこんな賭けに出ないとなのか?

今回の賭けはブレイクが山に通用するのか、ってのともう一つ。

その後俺がワープ先を見つける事が出来るか、だ。

どっちも成功したのは、運のいいあいつがいたからかもしれない。

俺のトライワープが成功しなきゃ、あいつらだって助からない。

あいつはナナカのテレポーテーションで俺を追うようにあの場から逃げたんだ。

これが成功しただけでも本当に運がいい。

それにunknownは追って来てないようだ。

本当に今回はあいつの運の良さに感謝、だな。

カムイの傷も回復したようなので、俺らは森の方へと向かった。

もう夜も近く辺りは薄暗い。

「ミホ、どこまで行くんだ?」

「森だよ、森でとりあえずは休む予定だよ。」

「そうか、了解した。」

ベテランプレイヤーのミホの言う通りに行動しか出来ない俺が情けない。

そんな事を思いながら森へ着く。

ミホ曰くこの辺で俺らは休むらしい。

「じゃあ、僕らとはここまでだね。みんなにこれだけ渡しておくよ。」

「携帯食料?」

「そうだよ。何でも食べると1日分の疲れが癒えて、空腹も紛れるらしいからさ。じゃあね、みんな。」

「意外といい人だね、カムイくん。」

まあ、根っからの悪いやつではないのか?

それとも俺がいるからこんな事を。

んー、やっぱりあいつの事はよくわからないな。

口に運んでから気づいたが毒が入ってるんじゃなんて心配をしたが、問題なかった。

流石に失礼だよな、申し訳ない。


朝目覚めると、見覚えのない通知が入っていた。

なんだこれ。

『特別ポイントプレイヤーの決定を報告します。』

特別ポイントプレイヤー?なんだそれ。

「倒した時に特別ポイントが追加で貰えるプレイヤーよ。いわゆる賞金首のようなものかな。」

その中に俺らがいるんだが。

斬鉄丸キラーズ……ミホチームと書き込まれている。

あいつはそれだけの有力プレイヤーだったって事か。

「ここに載ると狙われる可能性はかなり下がるんだよ。」

「普通逆じゃないのか?」

「普通ならね。けど、このゲームの場合ここに載るのはそれなりの実力者、下手に手が出せなくなるんだよ。」

へー、そういうもんなのか。

カムイのチームも取り上げられていた。

期待のルーキー、か。

もうあいつはルーキーとかそういうんじゃないだろ。

危険性ならそこらのプレイヤーの郡を抜く。

そして、もう一つ特別ポイントのチームが書いてあった。


────ディーンチーム。

メンバー、斬鉄丸・キッド・ディーン。

斬鉄丸もディーンって奴のパーティだったのか。

「ああ。斬鉄丸が1人でいた理由わかった。」

「1人でいた理由?どういう理由なんだ?」




「こいつら全員、実力者なんだ。55期でトップクラスの。」

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