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遭遇

あんまり話が進みません(笑)

神殿


[太古の昔の人々は石を削り、運搬しそれらを作った。

オリンポス山にあると考えられた神々の国にできる限り近づき

彼らの知識を加護を技術を得ようと考えたからだ。


敷地の中には太く大きな柱で作られた門からしか立ち入ることができず

門には太く大きな鎖を巻きつけ"祈りの日"以外では

侵入できないように鍵をかけることとなっている。


神殿の内部へは登り階段と下り階段を使い進むように

出来ている。]


道中、神殿の簡単な説明をオリ兄が僕に話してくれた。


神殿に着いてみると話に聞いていた鍵は壊され

巻きつけられていたであろう鎖も裂かれていた。


何かが起きている。


さっきまで探検のようで楽しい気分だったのが

一瞬にして寒気さえ感じるようになった。


僕ら三人は顔を見合せ頷いた。

何か嫌な感じがする。

三人の目線は神殿地下へと続く下り階段に向いていた。


オリ兄が冷や汗を拭いながら言った

「…親父の件もあるし…見に行くぞ」

それを聞いてトリ兄が返した

「…もちろんさ」


僕ら三人は父さん捜しの為にも神殿地下を見に行くことにした。




日照りは家を出た時より少し強くなっているが

神殿内は薄暗い、特に地下となるとその暗さは闇のようだ。

神官達は光源としてあらかじめ

壁に松明を掛けて照らすようにしている。


「うわぁ、凄い!」

アレスが大きな声で言った

神殿の壁には神々を想い、刻まれた絵が各所に彫られてあった。

「あ、これはS.O.W (ストラテジーオブウォー)に出てくる海神ポセイドンに似てる!

こっちは炎翼のアポロンに似てる!」

さっきまで怖く感じてたのが嘘のようにアレスはテンションが上がっていた。


全く子供だなぁ

と微笑みながらオリオンにアイコンタクトで伝えた。



地下道を進んでいると少しずつ異変が起こってきた。

なぜだろう?松明の火が消えているところが増えている?

徐々に暗くなる道を気にしながら歩いていると

広場に着いた。



「うわっ!なにこれ!」

アレスが叫んだ、松明は広場前の廊下で途切れているので

分かりにくかったが

広場の壁には大きな爪で引っ掻いたような

擦過痕が出来ていた。


「この絵は…手に持つ雷槍から多分、主神ゼウスだと思うけど何でだろう…」


なんだろう、また嫌な感じがしてきた。

額から首筋までを一筋の汗が伝ったその時だった。


「はぁ~無ぇなぁ無ぇなぁ…一体どこに隠してやがるんだぁシュルルル」


広場の奥の道から声が聞こえてきた。


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