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作者: 感情否定派
掲載日:2026/05/14

冬とはなんなのか。雪が降るから冬なのか。冬と定義されている月日だから冬なのか。私は、


「ははは、惨めだなぁw俺たちにこんなにされたのにそうやって蹲ることしか出来ねぇの?www」

パシャ

「せっかくだからあんたのクソダサい姿記録したくねぇ〜www」

「あやっべ、もうこんな時間だ。ごめん俺帰るわ」

「じゃあ俺も帰ろ〜。そろそろ飽きてきたしw」

「お前、助けられたなw感謝しろよwww」


彼らは去っていった。いつまでこんなことが続くのだろう。どうしてこうなったんだろう。大量の吐瀉物や水の中でまた涙を流す。

「...帰らなきゃ」

涙を枯らすまで時間がかかりすぎた。汚れたハンカチを冷たい水で洗う。目を手で拭いながら帰路につく。


「...」

ドアの前で何度も考える。深呼吸。

「ただいまー」

前と同じように言う。

「おかえりー」

いらない。両親が居なかったらどれだけ良かったのだろう。足早に部屋に籠る。カレンダーを見た。もう12月だ。

「まだかな」

私は雪を心待ちにしている。冬が好きなんだ。虫がいなくて、雪が降って、サンタが来て、痛みが少し増すけど、すぐ暗くなるからすぐに終わる。そんな冬が好きだ。


「...」

朝が来てしまった。憂鬱だ。行きたくない。リビングの机には朝食が置いてあった。それを自分の部屋に隠して急いで学校に向かった。


「ハァ、ハァ、ハァ、」

危なかった。でももう少し遅くてもよかったんじゃないか。汚れた席に座る。そしてHRが終わり、授業が終わり、学校が終わり、辛い時間が終わり、暗がりのベンチに腰掛ける。

「...」

呆然と空を見上げていると、ちらほらと雪が降ってきた。だんだんと空が白に染まる。一粒の雪を皮切りに無数の雪が落ちてくる。

「冷たっ、冷たい、冷たいよ」

トイレの中に逃げ込む。

「そっか、雪って、冬って冷たいんだ。」

それから呆然とその景色を眺め続けた。


「お前何笑ってんだよ。キモいんだよ」

「いいねwもっとやっちゃいなよww」

「ふふ、ふふふふふ」

「何お前、余裕ですアピールでもしてんの?さっさと死ねよ!」

「ふふ、ふふふふふふふふふふふふ。嬉しいなぁ、嬉しいよぉ。」

「...きも、もうこんなやつほっといて帰ろうよ」

「そ、そうだな」

彼らは去っていった。雪は降っていない。でも私のそばに冬はあったんだ。

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