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ホーム2

 男はとっさにゴミ箱に身を隠し、聞き耳を立てた。かなりの人数がホームへ入ってきたらしく子供の笑い声や大人の話し声などが聞こえる。

「はいみんな!整列してください!今から電車が来ますからね!」

引率者だろうか、大人の女性の声で子どもたちの声が静かになった。

「今から来る電車で〜に行きます。電車の中には他のヒトも居るのでくれぐれも大きな声で話してうるさくしないでくださいね。」

女性の声がそう言ったとき駅に電車が入ってきた。

 それは電車と言うにはあまりに古びた外見をしていた。車体からはギシギシと金属の軋む音がホームからでもわかるほど大きく聞こえ、窓は割れていないものの全体が茶色く錆び、塗装が剥げていた。

「すみません。少しよろしいでしょうか?」

男が電車の異様さに気を取られていたとき背後から先程の女性とは別の女性の声が聞こえた。

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