表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

始まり

 ある男がいた、歳は25歳、家族との関係はあまり良くないが、その他の人間とは良好な関係を築いている、よくいる外面の良い人間だ。

 男はふと、小さい頃に参加した電車旅行のチケットのことを思い出した。

 旅行といっても、子どもたちで集まって引率の大人と2つ隣の町まで電車で行くだけの、よくある子供会のイベントのようなものだった。

 「懐かしいな。」

そう言って男は、ケットを手に取った。不思議なもので、手に取るといろいろな思い出が蘇ってきた。

 仲の良い友達と馬鹿話をしながら胸を躍らせていた事。そっと抜け出して夜の街を探検し、引率の大人に見つかって怒られたこと。そして誰とも話さずずっと隅にいた、その旅行で行方不明になった女の子のこと。

 そうこうしているうちに、だんだんと眠くなってきた男はチケットを握りしめたままいつの間にかソファで眠りについていた。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ