表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕と1匹のクワガタの思い出

作者: R

ある夏の朝、アパートから出て階段で下に向かう。

そうすると階段の踊り場で1匹のクワガタと出会った、そのクワガタは蜘蛛の巣でジタバタしていた。

なんだ、クワガタかと思っていたが、子供の頃から僕はゲーム何かより外で虫や釣りをしている事が多い子供だった、それはそうだろかなりの田舎町で育ってゲームセンター何かない場所だったのだから。

少し僕の話しをしよう、小さい頃は田舎町に住み夏休みは毎回おばあちゃん家で過ごす幼少期で自分の住んでる町は有名なコンビニに行くのさえ自転車で40分ちょっとかかる場所にある、そんな田舎町だと友達とも虫取りや魚釣りが遊びだった大人になり虫を触るのも止めていた。

そんな中今踊り場で今にも命が耐えそうに一生懸命に動くクワガタが居た、ふと気づくと僕はクワガタを捕まえて助けてあげた。

何かほっとけなかたんだと思う、そして踊り場の蜘蛛の巣がない場所まで運んであげた、最初は逃げようともせずそこでゆっくり動いていたがそのうち逃げるだろと思い出かける事にした。

夕方、僕は出先から帰るといつも通り朝通った階段を登り始めた。

疲れたと思いながら歩いてると朝の事を思い出した、あのクワガタは森に帰ったんだろうかと思って要ると目に映ったのはまだ同じ場所に朝助けたクワガタが居た、何で居るんだと近寄ると羽にまで蜘蛛の巣が張り巡らされて居たのだ、朝はバタバタして居て気づかなかったがそのせいで動け無かったのかと思い家に持ち帰った。

そして綺麗に拭き取り弱っていた為回復するまでに飼う事にした、昔みたいに土を入れた虫かごにクワガタを入れ棒やハチミツ何かを入れ様子を見ていた、じっと見ていると懐かしい感覚に教われた、幼少期こうして夏休み観察日記何かをして過ごすのが日課だったのだ。

翌朝、僕はいつも通り朝支度をして要るとそうだ、クワガタどうなったんだと思いカゴを覗いて居るといつもカレー作る時の余りのハチミツがあると思い冷蔵庫から取り出し与えて見るとハチミツを食べている良かった〜生きてるそんな事を思い出かけた、昼休み休憩しているとどうしたら長生き出来るだろう。そんな事を考えながら昼食を食べた終わった、そもそもクワガタやカブトムシは何日生きるんだ、動物病院とか行くんだろうかはたまた何を食べさせるのが正解なんだろうと考えてる家にきずくと夕方になっていた。

帰宅した僕はちょっと愛着さえ湧いていたのだと思う、すぐにクワガタの場所に向かいご飯を与えた朝と変わらずゆっくり動くクワガタ大丈夫ちゃんと森に返してやるからな、そんな事を思って世話をしているとちょっと寂しいとさえ感じた。翌朝僕は毎日ルーティンで朝コーヒーを入れ飲んでいるご飯は朝は食べず過ごす一人暮らしだとご飯を朝食べるのは煩わしいのだ、何年も続けて要ると朝食べずとも昼まで持つのである、この日は朝遅く起きた為慌てて会社に向かって居るとクワガタ今日見てないバタバタしていた為に見るのを忘れてしまったのである。

昼休み気になって家まで帰ろうかと思って居たが、自宅から会社まで30分の道のりご飯を食べないのなら大丈夫かもしれないが朝食べて居ないしそれはしんどい。夕方になり残業頼めるかと上司、毎回終わり頃に言ってくる嫌な奴なのだ、今日はすいません用事あるのでと笑顔で断り嫌味ながらにお前え独り身だろと言う上司本当に嫌いである。

そんな中そそくさと会社を後に自宅に帰り家の中に入るすぐさまカゴの中を見て居ると居ない慌ててカゴを開け確認すると木の裏に張り付いて居たのだ良かった〜と思いハチミツを入れてあげると喜んで居るようにさえ思えた、朝はバタバタして与えれ無かったご飯をあげ擦り寄る姿はまさに犬や猫と変わらないとさえ感じた。

朝、元気にガサガサと音を立て動くクワガタを見て元気になって良かったと思い会社に出社した何もない日常から1匹のペットを飼う生活にちょっと慣れた日の夕方いつもの様に家に帰るとクワガタが裏返って動かない、朝まであんなに活発に動いていたのにそんな事を思いながらカゴを開けて触って見るとピクリとも動かない、何か悪かったのだろうか病気にかかったのだろうかそんな事を思いながら呆然としていた。ふと目をやると白い虫がいっぱい着いていたのだ、小さい頃おじいさんが虫が裏に要ると弱るし早く亡くなるそんな事を言っていたのを思い出した、元々ちょっと弱って元気になり始めたクワガタ病気にでもかかったのだろうそんな事を思った。

あの日助けたクワガタ元気になり森に返してやろうと頑張って餌や様子を見ていたのに突然と居なくなったのである。

ずっとこのままは可愛いそうだちゃんと埋めて上げようと思いカゴをもちゆっくり持ち上げ、近くの森の中に埋める事にした。

当たりは薄暗くなっていたが早く埋めて埋葬してあげたいと思ったのだ、小さい頃はカブトムシが亡くなると親に頼んで埋葬してもらったりしていたし悲しいとも愛着何て物はなくただ家で飼いたいし眺めていたいから取ってくるそれが毎年当たり前で自分の手でちゃんと最後まで見る何て事は無かったのである。

自宅を出て歩居ているとアパートの隣りの会社の人に見られて居る大の大人が虫かごをもち1人で歩いてるんだから見られて不思議そうな顔をしている、そんな事を後目に森の中でゆっくり入り手で土を掘る。

スコップ何て一人暮らしの男が持って居ないし持っててもちょっとヤバい奴と思われるそんな事を考えながら掘り進めていき虫かごの土が全部入る大きさの穴を掘り終えた。

周りはもう真っ暗になっていた、近くに置いてあったカゴの中身を全部入れ

クワガタも真ん中辺りに埋めた空のカゴをもち土で汚れた手で家に帰ると。

自分は子供の頃には感じ無かったモヤモヤとしたものを感じた、悲しみと命の大事さをあのクワガタはもう一度教えてくれたのだろうと思った。

僕は一度適応障害になり仕事も続けられず毎日苦しめられていた、命さえ投げ捨て用途死に場所も探していた時があったそんな病院の先生との毎週の面談で少しずっ良く行っていたのだ、人生で大病やまさか僕が身体を壊す何て想像してなかったのだ。

埋めてから数日がたったある日いつも通りの朝悲しみから立ち直りふとまた階段を歩いて居ると何とまたクワガタが居る滅多にノコギリクワガタなんて見ないのにあのクワガタが連れて来てくれたのかな、そんな事を思いながら今日も仕事に向かった、命の大切やペットを飼う難しいさを教えて貰った1匹のクワガタから始まった夏の思い出だったのである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ