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Attack Section〜レーシング物語〜  作者: 秋雨前線
チュートリアル編
8/11

7

お久しぶりです

遅くなりました


迷走しながら書いてたので、矛盾とか変なとこあるかもです……

後々手を加えるかも……

「なんでここからは使えるかっていうとね。このチュートリアルから速度域が格段に上がるからなのよ。」


 なんでこのタイミングで開放されるのか。疑問に思っていたら、セラが教えてくれた。セラの顔はいつになく真剣で、少し緊張が走った。

 ただ、その緊張も一瞬で、セラはすぐに普段と変わらない様子に戻ると、さらに口を開いた。


「慣れればどうってことはないのだけどね。今までは100キロ前後までのスピードしか出していなかったでしょ?それが今回は倍の200キロ、日常ではありえない速度になるわ。100キロ程度なら問題ないけど、ここまで来ると、さすがに初心者にアシスト無しは厳しいってことでアシストが使用可能になるってわけよ。もう最低限は操作もやったし。」


 ふむふむ。俺的には最初からあった方がいい気はするけどな。何もプレイヤーは全員が全員運転経験があるわけじゃないし……。 VRゲームは、健康に影響を及ぼす可能性があるとして、17歳未満はプレイ禁止と法律で決められたから、たしかに運転経験がある人の方が多い気はするけども。


「理由はわかったよ。……けど、さっきの緊張いらなくなかったか?あと、最初からアシストは欲しい気はするなぁ。」


「そ、それはほら……なんとなく、ね?それはそうと、やっぱり最初からアシストはあった方がいいのかしら。実は最近そういう意見がたくさんあるみたいなのよね。」


「んー、操作になれることに集中してほしいってのもわかるんだけど、やっぱりどこをどう走ればいいかくらいは示して欲しいな。」


「イナリはずいぶん苦戦したものね。運営は操作に集中してほしいみたいだけど、走り方わからないのも問題ね。ユーザーからの声として報告させてもらうわね。」


 こういった声が多数集まり、翌月の3月にアップデートがはいり、最初からプレイヤー個々でアシスト設定が切り替えられるようになるのだが、それはまた先の話である。


「ほらほら、そろそろスタートするわよ。お手本はいるかしら?」


 セラが聞いてきた。本当ならお手本をしてもらったほうがいい気はするが、今回はアシストが解禁されているわけだし何とかなるだろうか。


「今回は自分で行ってみるよ。アシストがあればたぶん何とかなると思うから。」


「わかったわ。じゃあ行きましょうか。」


 セラが頷いて助手席に向かった。俺も運転席に乗り込む。真っ白いヘルメットが現れる。


「さあ、行こう。」


 エンジンをかけ、ギアを1速に入れる。あとはギアは自動だ。


 3秒前からカウントダウンが始まった。アクセルを軽く踏む。システム的なものでまだ車は動かない。


 3


 2


 1


 START!


 アクセルを全開にする。タイヤがグリップ限界を超えかけ、空転しそうになるのをトラクションコントロールシステムが抑える。


 少しして、90キロを超えた。最初の発進と停止の速度を超える。それでもまだ走った距離はまだまだ少ない。ぐんぐんストレートを加速しながら走り抜ける。


(どこまで速度あがるんだ・・・)


 ストレート3分の1地点付近。速度は200キロに到達し、ギアも6速。それでもなお加速する。体験したことのない速度域に入り、手汗がにじんできた。


 そして、速度が240キロに達した付近で左の壁にコーナーまで300メートルの看板が現れ、同時にアシストラインも緑色から赤色に変化した。ブレーキングの開始地点。アクセルから足を離し、一気に限界までブレーキを踏む。ABSがしっかり作動し、タイヤはロックすることなく徐々に減速。コーナーまで50メートルのところで70キロになった。

 ラインが黄色に変化し、コーナリングに適した速度になったこと伝えてくる。ブレーキを少しずつ離し、完全に離し切ったところで50キロの速度。


(よし、止まりきれた。あとは曲がるだけだ。)


 ステアリングを切り込み、右へと曲がり始める。


(あ、少し遅れたか?)


 車は少しフロントを流し、イン側の頂点、【エイペックス】を外したが、問題なく曲がりこむ。


 向きが変わったところで少しずつアクセルを踏み始め、加速に入る。が、うっかり踏みすぎた。


「あ!」


 セラがいち早く気づき、声を上げる。タイヤが空転しかけ、リアが横に滑り出す。


「あ、やべ!」


 俺も気が付いた。

 その時空転はトラクションコントロールが制御しておさまったが、リアが横滑りしたままだ。スピンしそうになる車を必死に抑え込む。ハンドルが勝手に左回転をして体勢を立て直す。向きが戻ってきたところで、再び手動で右に切りなおす。


「……収……まれ!」


 なんとか無事にリアは収まった。外側の縁石にのり振動が伝わってきたが、滑ることなく無事に切り抜けた。

 その後は何事もなくゴール地点へ。

 オートブレーキにより停車した。

あと少しでチュートリアルが終わります~

早くレースが書きたい私・・・笑

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