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雷鳴公が受け継いだものは何か
「お前は────ヘブッ!」
横っ面に拳を叩き込まれ、マックスもんどりうって倒れる。
「テメエ何諦めてンだゴラアアアアアアアア!」
ツキオが、怒りの表情で殴り倒した襤褸雑巾の胸ぐらを掴み、引き起こした。
「何も……何も見つからなかったッ!!これ以上俺に何をさせようって言うんだ!」
「じゃあテメエはなんでここに居るッ!」
マックスの息が詰まる。
何故俺は此処にいる?どうして傷つく?
そうだ、俺はあの子どものためにここに来たはずだ。
「だけど…」
アイツと俺には何の関係も無い─────。
「…そうだ…何の関係も無い!だからこそッ!俺がやらなければいけないッ!思い出したんだ…あのお方から、何を受け継いだのかをッ!」
・・・
『サー・マーズ…力無き人々を、虐げられる人々を────────』
・・・
「守る、人々の盾となれと…ッ!」
紫電が、マックスの傷ついた身体に再び疾走る。
「……ヘヘッ」
ツキオが、満足げに笑う。
「いくぞ、日本人」
「ああ、英国野郎」
ツキオが拳を構え、マックスはクナイと鉄針を構えた。
護るべき者はもういない。
しかし、意志ならば此処にある。
決して、消えることのない『強き意志』が。
素敵なパーティーの 開 幕 だ




