友との再会、弟子との再会
「フドウ、少しいいか?」
「…ん?…ああ」
アベルに声を掛けられ、困惑しつつもついていくテッシン。
@@@
「八大貴族の一人がお前に会いたいという、名前は──────────」
「……!?」
アベルから、その名前を聞いた瞬間、テッシンはハンマーに殴られたような衝撃を受けた。
「…本当に…間違いないんだな?」
「ん?ああ、そうだが…」
「…そうか」
テッシンは、少し懐かしいような、嬉しいような、そんな感情が入り混じったような遠い目をする。
(そうか…あいつらが…)
@@@
「ライズさん」
「何だ?」
待合室でロータスがライズに問う、その口調は、何時ものモノでは無くどこか気安いものだった。
「本当に、あの人なのでしょうか?」
「それは見てからのお楽しみ、だな」
「ですね…」
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「連れて来たぞ」
「…ッ!」
テッシンの顔が驚愕に染まり、歓喜に変わる。
「あ…ああッ…!」
………
「俺達は…友達に…なれ…た……かな…」
「ああ…!友達だ…ッ!」
「…先生、ありがとうございましたッ!」
「………達者でやれよ」
………
「お久しぶりです、師匠」
「よう、久方ぶりだな」
そこにいたのは、かつての友人ライズと、最初の弟子である李・小華であった。
「…夢じゃ…無い」
視界が滲み震えだし、頬を熱い雫が伝う。
「夢じゃ…無いんだ…!」
テッシンが静かに泣く、その顔に笑顔を浮かべて。




