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異世界拳風伝/STORMBRINGER  作者: 岬式人
女王陛下の猿飛佐助
70/81

酒は呑めども飲まれるな byテッシン

 「どうしてこうなった!?」

 そう呟いて、唖然とするテッシン。


 酒瓶があちこちに転がり、転生組二人が白眼をむいて伸び、ルゥ子は満足した表情で眠り、元奴隷組は泣きながら三角座りで部屋の隅にいる。


 目の前に広がる光景は、まさに凄惨の一言であった。


 何故こうなったのか、それは数時間前に戻る…。


 ---


 「よおー、ミスミ、ちゃんと持って来たか?」

 「抜かりなし、ですよ…ルゥさんたちはどうです?」

 「おう、大丈夫だ!」

 「バッチリです」

 そう言って、酒瓶を見せ合う四人。

 彼らは、酒嫌いのテッシンに隠れて酒を呑もうとしていた。


 「あのー…ホントにやるんですか?もしテッシンさんにバレたら…」

 ルゥがおそるおそる聞く。

 これが見つかればテッシンからの雷では済まないだろう。

 よくて半殺し、テッシンの虫の居所さんが悪ければ九割殺しだろう。

 

 「馬鹿やろう、今居ないやつの話はするんじゃない、それに簡単に帰って来れない依頼だっていうのは分かってんだ」

 「だから─────────」

 「呑むんだよおォォォーーーーーーン!」

 「「ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァァ!」」

 ツキオとクェイスが世紀末のモヒカンみたいな叫びをあげる。


 (ダメだこの人たち、早く何とかしないと…)

 そんなことを考えつつ、頭を抱えるルゥ。


 「まずはお前からだ!ルゥ子オオオオオオオオオオオオオオオ!」

 「もがッ…」

 ルゥの口に封の切られた酒瓶が突っ込まれ、酒がルゥの体を侵食する。


 グビ……グビ……


 しばらくして、ちゅぽん、という音を立てて酒瓶がルゥの口から離れた。

 その眼は、どこか据わっていた。

 ここから先はダイジェストでお送りしよう。


 @@@


 「あたしの酒が呑めねえかー!」

 「な、なにをするきさまー!」

 「しょおー!」

 「うわあああああああああああああああああああああ!」

 「つ、ツキオダイーン!」

 「きさまもぎるてぃ!」

 「いわああああああああああああああああああく!」

 「や、やめろぉ…」

 「姉ひゃんイイ乳してまんなー…」

 「アバーッ!」

 「こ、こないで…」

 「さあ、お仕置きの時間だよ、ベイビー」

 「ひでぶ!!」


 @@@


 ルゥ子無双によってこの状況が作り出され、テッシンが帰って来て今に至るというわけである。


 「とりあえず、起きたらこいつら全員半殺しだな」

 酒は呑めども飲まれるな。

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