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異世界拳風伝/STORMBRINGER  作者: 岬式人
燃え尽きて、生まれ変わって
42/81

二重苦の聖騎士がやらかしたようです

 「疲れた…」

 どさり、とルゥの家に帰って来るやいなやソファーに身を投げるテッシン。

 しかし、一日中旧水道内を駆け回ったのを思い出して、のってりとした足取りでバスルームに向かった。


 @@@

 

 「はぁ…」

 バスルームから上がり、自分の部屋へと歩みを進めるテッシン。

 そのまま、ベッドへと倒れこんだ……。


 @@@

 

 ゴドの街、その裏路地にあるさびれたバーの一角。

 「いらっしゃい…あら、噂の新人さん?子供向けのドリンクはほとんど扱ってないのだけど」

 「ミルクでも貰おうか、それと”ノルナート”も…」

 「こちらのお客さん…というわけね」

 そう言って、女主人が裏へと引っ込んでいく。

 

 ここは、バーというのは表向きの顔で、裏の顔は様々な情報を仕入れる情報屋であった。

 テッシンは、ファナウス教団の情報を探るためここを訪れている。

 

 @@@


 ファナウス教。

 ファナウスと呼ばれる正体不明の神をあがめる謎めいた宗教。

 ここ最近台頭してきており、北の大陸の『神国イルエル』を中心に広まっている。支部も無数にあり、様々な地位の人物がこの宗教に入信しているため、下手な秘密結社より太いパイプを持つ。 

 


 (あ、アウトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!こいつはくせぇーッ!ゲロ以下以前にヤバい臭いがプンプンするぜッー!つーか見えてる地雷ってレベルじゃねーよ、鉄火場のど真ん中に置かれた中性子爆弾だよ!)

 テッシンは、劇画調の顔になりながらミルクを飲み干し、心の中で吐き捨てた。

 完全に黒、ギルティ。


 @@@


 「はあ…」

 「またため息ですか?ギルド長」

 「これを含めて本日二回目だよ…」

 「…また誰かがやらかしたんですか?」

 「ああ…あの”二重苦の聖騎士”サマがやらかしたんだよ…クエストの依頼主の娘に手を出しやがった…おまけに”レインベル家”の人間にだぞ!?もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

 

 アベルは頭を抱えてこの世の終わりのように震えている。


 レインベル家。

 五大陸の八大貴族が一つにして、『武』をつかさどる一族である。

 レインベル家の者は総じて気性の荒いものが多く、その昔、幾多もの種族と文明を滅ぼした実績のあるとっても素敵(クソッたれ)な家である。

 

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