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地下水道調査ー3
「「『ファイヤーボール』!」」
「ッ!?」
二つの声が聞こえた瞬間、殺意を感じて、テッシンが咄嗟にユニコを抱えてその場から飛び退く。
瞬間、テッシンたちのいた場所にバレーボール大の火球が二発着弾した。
テッシンが火球の飛んできた場所から視線をスライドさせると、白いローブを来た二人組が杖を構えている。
体つきからして、男女の二人組と推測される。
「貴様ら、何者だ?」
白ローブの男が問う。
「”人に名前を尋ねるときは、まず自分から”という言葉を知らんのか?マヌケ」
「名乗るつもりはない、か、ならば死ね」
ローブの男が杖を構える。それに合わせ、男の後方にいた女も杖を構える。
「ハッ…馬鹿が、こんなところで死ねるか」
そう言ってテッシンは、どこぞのカンフー映画の主役よろしく鼻の頭をこすった後、『無間怒涛の構え』をとった。




