地下水道調査ー1
「と、いうワケで行ってこい」
「というワケも何も来たばっかりなんですがそれは…」
「いいからあのダンジョンに潜ってこいと言っているんだこっちはテメエらのせいで胃に穴が空きかけなんだアアアアアアアアアアアア!」
「ヨロコンデー!」
アベルの凄まじい気迫に圧されたのもあるが、それ以上に罪悪感にさいなまれて、テッシンは脱兎の如く執務室を飛び出した。
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「ということで、私を伴いこのダンジョンに入ると」
そう言いながら、管理ユニットは入り用のあるアイテムの名前を書いた紙にチェックを入れていく。
「そう言うことなんだが…何時までも”管理ユニット”呼びはどうかと思うんだが」
「と、言いますと?」
「お前に名前を付けたい」
「………」
テッシンがそう言うと、管理ユニットはじっとテッシンを見つめた。
「つまり、”認知する”と?」
「お前いっぺん頭のネジ取り替えてこい」
抑揚の無い声で管理ユニットがそんなことを言った瞬間、食い気味にテッシンが突っ込んだ。
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「合成ポーションと、新規の地図と…あと、脱出用の転移石…っと、ユニコ!この赤ポーションと混ぜるから、普通のポーションを取ってくれ!」
「イエス、このポーションですね」
夕食後、管理ユニットの名前を決めるための会議が開かれたのだが、出てくる名前があんまりにもあんまりなので、テッシンが(割とテキトーに)考えた”ユニコ”に決まった。
テッシンは、ダンジョン探索禁止の命が言い渡された一週間の内に気づいたのだが、ポーションは、
普通に使うよりも、他のポーションと混ぜて使った方が効果が増すというものである。
(どこぞのサバイバルホラーかよ…)
そんなことを思いながら、テッシンはバッグのレジストリを確認しながら荷物を詰めていった。
他のメンバーが出した案に対するテッシンのコメント。
ルゥ:すごく…中二臭いを通り越してイタいです…。
メル:面倒だからとパスしただと…?。
クェイス:オレのほうがまともに思えるんだが?。
アンコ:考えつかなかったのでパス、わかるわ。
ルピア:ルゥとどっこいどっこいのイタさだぁ…(白目)。




