従者のルール
「成功のようだね、それじゃあ、名前を決めてくれ」
「そうだな…」
そういえば、とテッシンは思い出す。昔、息子が子犬と鳥のひなを拾って、それを飼っていたのだが、そこから採らせてもらおう。そう思い、テッシンは、言葉を紡ぐ。
「ケモ耳の方がアンコ、羽根つきの方がルピア、だ」
「あー…そのネーミングセンスはどうかと思うけど、よろしくね、主様!」
「よろしく、主」
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「さて、従者を作るのは初めてのようだったから、細かいことを説明させてもらうよ」
「アッハイ」
まず、従者というのは、主とのリンクによってその存在を保っている、そのリンクが切れる……つまり、主が死ぬことで従者は制御不能となり、モンスターと化す。
従者にもタイプがあり、素材アイテムと合体させることでより強い存在になったり、ある特殊な従者とほかの従者が一つになって、一時的に強力な従者となったり、回数制限付きの強力なスキルを持った、とあるアイテムを使って位階を上げることができる従者がいる。
従者は、原則的に主に忠実である。その命令が、前の棚のオレオとってオレオから、アイツウザいからぶっ殺して来いという命令まで守るが、しかし、従者は都合のいい道具ではなく相棒である、これを忘れがちな奴が多い、とケメルはそれを憂いていた。
ほかにも、様々なことを説明されたが割愛させてもらうとしよう。
まとめるとしたら。
『主が死んだらモンスター化』
『融○、シン○ロ、エ○シーズの三種類のタイプがある』
『従者は道具ではない(無言の腹パン)』
という具合だろう。
「なるほど」
「それじゃあ、2000ルドになるね」
テッシンは、ケメルに銀貨を4枚渡した。




