従者を作ろうー3
「では、この中に指定した素材アイテムを置いてくれ」
そう言って、ケメルは工房の奥、魔法陣の後ろに並ぶチューブに繋がれた圧力鍋型装置を指差した。
「こう、か?」
「ちがうちがう、ここは─────────」
ケメルに指導を受けながら、装置に素材アイテムを入れていく。
そうすること数分後…。
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「できた…」
残業上がりのサラリーマンのような表情で、テッシンは素材アイテムを入れた装置を見つめる。
しかし。
「ああ、待ってくれ、次に詠唱をして終わりだ」
(なん…だと…)
これで終わりか、と思い踵を返して出ようとするテッシンをケメルが呼び止める。
呼び止められたテッシンは、驚愕に顔をゆがめた。
「「『汝は泥より出でし傀儡・我が名の下に楔を打ち、その姿をとどめん・汝、我の下に跪きこうべを垂れよ、我は汝の至高・その威に震え歓喜せよ―――――――――チェーン・サーバント』」」
テッシンは、ケメルにもらった紙を見ながらその文字とにらめっこしつつ、魔言を唱える。
ケメルに合わせ、紙に書かれた言葉を読み上げていくテッシン。
「うおっ、まぶしっ」
そして、装置が淡い光を帯びた瞬間、ひときわ強い光が部屋を満たし、魔法陣に人影が現れる。
「んん…っ、ここは?」
「姉さん、ここ、従者工房、」
まず、一人は、白い髪に快活な印象を与える顔立ちをしたオオカミ耳の女性。
もう一人は、金色の髪に羽根飾りをつけた眠そうな目の幼女。
(ロリっ娘来たアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!)
テッシンは、今まで足りなかった成分が足され、クイズの回答がコロンビアだったとき並みのドヤ顔とガッツポーズをした。
≪【スキル:スピリット・オーバーボディ】を習得しました≫
≪スピリット・オーバーボディ≫習得条件:ロリ枠が2人になる




