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討伐クエストー3
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「はぁ……」
ルゥはギルドのカウンター席でため息をついた。
「ルゥちゃァーん、なぁにため息ついてんのよぉー?」
「サンさん……どさくさ紛れに胸を揉まないでください…」
「あら、バレた?ていうか、何でそんなに落ち込んでいたのよォ、お姉さんに教えなさいよー」
「そのですね……」
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「ダメです!」
「ダメか?俺一人でも?」
「余計ダメです!そもそも、討伐クエストは腕に自信のある人のやるものなんです!テッシンさんのレベルでは死ぬだけです!」
「腕に覚えならあるさ…お前も見ていたはずだ」 「………!」
確かにゴブリンの集団────百から先は覚えて無いのだが────をものの数分で叩き潰した腕前は知っていた。だがしかし、盗賊たちはゴブリンほど生易しくは無い。
「確かに腕はありますよ、でも!あなたは人を殺せるんですか!?」
「ああ…」
そう言って、テッシンは一瞬遠い目をした後、受付へと向かう。
「テッシンさん!」
「少し行ってくる」
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「だから、私、後悔しているんです、私が止めていれば……」
「ほんと、心配性なのね」
「え?」
「もう少しオトコを見る目に自信を持ってもいいんじゃない?それに彼、かなり強いわ…だから心配しなくてもいいわよ?」




