冷たく、美しく、温かい(2)
アテンション
(本の世界のストーリーです。)
こちらはもしもの世界です。
実際の団体及び存在とは関係ありません。
後半から自分でも何書いているかわからなくなっています。
視点不死鳥固定
(前回の続きです。)
(前回よりも長いです。)
…………
……
…
ー数年後ー
吹火はニンゲンからしたら大人になったぐらいの年をとったのでしょう。
あの子は大きくなるにつれて、私達のお手伝いをするようになりました。
クマさん達から戦い方を学び、オオカミさん達から狩りのやり方を学んでました。
毎日私の所に来て何をしたのかを報告してきました。
いつも褒めて欲しそうに話すので、私もつい、楽しく聞いていました。
今日もいつものようにフブカが話をしていた時に、突然青い旗が見えました。
「……?
不死鳥様、どうしたのですか……?」
「……。
ニンゲンが来ました。」
あの青い旗はどう見ても、ニンゲンのものですね。
「カラス。」
『はい、どうしましたか?』
「動物達を避難させて下さい。
ニンゲンの旗が見えましたので、多分ですがニンゲンが来ました。
確証はありませんが、万が一を考えると避難すべきだと思いました。」
『かしこまりました。
戦闘要員は連れてきますか?』
「いいえ、集落の警備をさせて。」
此処の山で生まれた動物達は皆長寿であり、どんなダメージも軽減されるので、戦い慣れている子達を集落を守らせた方が良いでしょう。
問題は……。
「……。
不死鳥様、俺はどうしたらいいのですか……?」
「そうですね……。
今回は、貴方が決めてください。
貴方はニンゲンの中では大人なのでしょう?
いつか自立するのであれば、自分で考えることもするべきだとハト達から聞きました。
なので、フブカ、自分で決めなさい。」
本当は、行かせたくない。
赤子の頃から自分が育てた子だからこそ、もしフブカの身に何かあったと考えると……。
だからこそ行きたいだなんて言わないでくr(((
「……!
不死鳥様、俺……いや、私フブカは不死鳥様の側にいます。
俺が、立派な大人になった事を証明して見せます。」
……は?
え、噓でしょ……。
断るかと思ったのに……。
「……わかりました。」
くッ。
上目遣いされては断れないわ……。
「も、申し訳ございません!
貴方様は、不死鳥様でしょうか……?」
「「?!」」
鎧をきた集団が目の前に来ました。
大人数の中から代表らしき人から声がかけられてびくっりしました。
「ええ、そうですよ。
皆様はどちら様でしょうか?」
「我々は、フェンゾ国の兵士でございます。
今回はこちらの山で王子らしき人がいたと報告がありましたので、ご確認する為に来ました。」
フェンゾ国……?
また国名が変わったのですか?
「そういう事なのですね。
その……、王子の見た目は覚えていますか?」
「は、はい!
我が国の王家はこれまで、金髪で青い目又は赤目の方々が生れています。
そして、今回の報告で金髪だったようです。」
……きんぱつ?
あれ???
身内に金髪のニンゲンがいますねえ。
まさかとは思いますが……。
「不死鳥様……?」
タ イ ミ ン グ が 悪 い よ フ ブ カ
「?!
お、おうじ……?」
ですよね~。
「は……?
何言ってるんだ?
俺はニンゲン共に捨てられてんだぞ?!」
見事にお怒りなフブカ、それに対して諦めない兵士さん……。
うーむ……、どちらの意見も分かるのだが……。
「で、ですが、これまでも王家の方々の見た目に似ているのですよ!
どうあがいても王子以外あり得ません!」
話が平行線で、きりが無いですね……。
何か策は……、あ。
「ふむ……。
でしたらフブカ、貴方の持っている指輪を持って来なさい。
貴方を拾った時ににあった、唯一の親の形見ですよ?
もし王家なら(多分)大変ですし、確認しておいた方がいいのでは?」
あの指輪を捨てないで良かった……。
「……、確かにそうですね。
わかりました、持って来ます。」
どうにかなって、良かった……かな?
「ボソッ)指輪……?」
「ボソッ)確かに、王家の指輪がなくなっていたような……。」
あ……。
\(^o^)/オワタ
い、いや~……。
冗談ですよね~。
「不死鳥様、持って来ました。」
「こ、これは……!
王家の指輪だ!」
「王子だ!」
「「王子、バンザーイ!!!」」
でしょうね~。
「は……?
お、俺が王子……なのか?
な、何で俺は捨てられたんだ?」
確かにそうですよね。
私も同じように疑問に思いましたが、今は黙っておいた方がよさそうですね。
「王子、一旦城に帰りましょう。
城の方で詳しく説明いたします。」
「……俺は行かない。
みんなと一緒にいたいんだ……。」
「フブカ……。」
なんていい子なのでしょう!
それでも、一度は本当の家族に会うべきでしょう。
「フブカ、一度行ってみてはどうでしょうか?
私たちは大丈夫ですよ。」
私は、背中を押すことしか出来ません。
「……。
わかりました、条件付きなら行きます。」
「条件ですか……?」
「俺が定期的に此処に顔を出すことだ。」
まてまて、普通にアウトでしょ。
「フブカ、私が顔を出しに行きます。
それで許してあげてください……。」
兵士さん達可哀想すぎるので……。
「わかりました。」
まさかの即答ッ。
「では、行きましょう。」
「行って来ます!」
私は見ることしかできませんが、これであの子が幸せになれれば……。
ー数日後ー
あまり使わないニンゲンの姿でフェンゾ国に来ました。
特別な招待状を持って。
「ボソッ)大きい……。」
はい、私は大きなお城の前にいます。
こんなにも発展しているんだ……。
私が感心をしていると、
「すみません、此処は一般人立入禁止区域ですよ。」
多分、門番でしょう。
そういわれたので招待状を見せた。
「……!
も、申し訳ございませんッ。
ど、どうぞ、お入りください。」
すぐさま通されました。
「凄い……。」
現代のぶんめいは凄いと、改めて思いました。
「不死鳥様~!」
私の名前を叫びながら抱きついて来てくれました。
「フブカ……。」
私達が感動の再会をしていると、
「王子、何をしているのでしょう。」
おじいさんが私達に向かって言って来ました。
「あ”?
黙ってろよ、じじいが。」
「そんなことを言ってはなりません!
貴方様は、この国の将来の国王陛下になるお方なのですから!」
口論が始まってしまいました。
「ボソッ)何故、部外者がいるのだこと……。」
私もフブカもおじいさんの発言が聞こえていたので、あの招待状を見せました。
「ふむ……、偽物を持ってきたようですね。
門番は偽物だと気付かなかったのか?」
「おまえこそ何言ってんだ?
俺が直々に書いた招待状だぞ。
この方は俺の命の恩人の不死鳥様だぞ。
あ、不死鳥様こいつはは執事です。」
フブカはそう説明してくれましたが、信じない執事さん。
「王子、冗談はおやめください。」
「は?
あの日来た兵士に持って行って貰ったけど?
いちいちお前に許可もらえるかよ。」
フブカは執事が気に入らないのか、ずっとこの様な態度で話しています。
「ボソッ)親子揃って生意気だこと。」
親子揃って……?
まるで前にも同じことがあったかのような言い方ですね。
「取り敢えず、そこの赤髪のお嬢様は帰ってください。」
と言われて、追い出されてしまいました。
動物達のお土産を買おうと思いましたが、国民から近づくなオーラを感知したので帰りました。
心配なので雪山に戻ってから、カラスにフブカのこと見ていて欲しいと伝えておきました。
え~、長期間投稿出来なくてすみませんでした。orz
そして、長すぎて終わりませんでした。
短編って何でしょu(((
流石に次回までには終わらせたい……。
何故、無駄に長くなってしまうか。
こんな駄作でも見てくださってありがとうございます。
次回end……?
(最近は色々なことをしているので次の投稿が何時になるかわかりません。)
それでは、本日はご来館ありがとうございました。
またのご利用お待ちしております。