冷たく、美しく、温かい。
アテンション
(本の世界のストーリーです。)
こちらはもしもの世界です。
実際の団体及び存在とは関係ありません。
後半から自分でも何書いているかわからなくなっています。
視点不死鳥固定
…………
……
…
私は不死鳥。
元々は普通の鳥だったはずなのに……。
嗚呼、神様。
どうして死んでも死ねない体になっていたのでしょうか?
何故、私は体が燃えているのでしょうか?
私はいつまで雪山にいればいいのでしょうか?
それでも私は、此処が好きです。
何故ならば、此処には私に対して優しく接する動物達が沢山いるからです。
動物達に出会わせてくれてありがとうございます。
ですが、長年”ニンゲン”が私を討伐しようとしているのでしょうか?
”ニンゲン”が私を討伐に来た時にいつもこういいます。
「お前を倒せば不死の力が手に入るらしいな。」
全然違いますよ!
ニンゲン共、お前ら私の近くにいると直ぐに燃えるだろ!
私の羽を食った馬鹿なんか燃えただろ!
炎を食べるなんて馬鹿なことをするな!
お前ら貴重な生命を大切にしろ!
……失礼、暴走してしまいました。
つい、ニンゲンに対する今までの感情が爆発してしまいました。
でも、これだけは言わせてください。
何 故 ニ ン ゲ ン の 赤 子 が 此 処 に い る ん で す か ?
動物達が拾ってきたのですが、どうしましょうか……。
『不死鳥様!
このニンゲン、どうしますか?』
『赤子ですし、育ててみます?』
『賛成ですが……。
これまでのニンゲンの行動を考えると、不死鳥様に迷惑をかけるかもしれませんよ。』
『不死鳥様に近づけなければいいのでは?』
『それでも……』
……。
皆さんが私の事を配慮しつつ、大切な生命を守る為の案を考えているなんて……。
私はいま猛烈に感動しています……!
そんな皆さんの為に私も何かしらしなければ……!
「皆さんも考えはわかりました。
私も生命は大切にしなければならない、と考えています。
なので、皆さんと一緒に、ニンゲンの赤子を育てましょう!」
私が思ったことをそのまま言うと、
『不死鳥様が賛成だと仰った!』
『我々で育てましょう!』
『不死鳥様はとても寛大な方ですから、そういうと仰っると思いましたよ!』
『不死鳥様万歳!』
等々異論の声は聞こえませんね。
良かったです。
「それではまず、名前を決めましょう!」
『”フー”はどうですか?』
『”ハルフェー”はどうでしょう?』
『”ロッツ”は~?』
『”ファル”は?』
……。
皆さん沢山の意見を出してくれてますね。
そうですね……。
『”吹火”はどうでしょうか?』
……!
フブカ……。
いい名前ですね。
「皆さん!
この子の名前は、”吹火”です!」
『いい名前ですね!』
『誰が考えたか知らねえがいい名前だな!』
『素晴らしい!』
『よろしくなフブカ!』
『よろしく~!』
こうして、我々の新しい家族が増えました。
ー数年後ー
神様よ、お久しぶりです。
ニンゲンのフブカが新しい家族になってから、数年が経ちました。
成長して、フブカが男の子だとわかりました。
金髪で青い目が特徴的な子です。
それでも私にとってはまだまだ赤子のようなものです。
これからも成長を見届けたいと思います。
それと、フブカが来てから分かったことがあります。
それは、敵意さえ向けなければ燃えないということです。
フブカがよく私の所に来るのに燃えないので予測ではありますがそうなのではないかと思っています。
出来ればこの子が、他のニンゲンに会うことがないといいのですか……。
あれは……
「不死鳥様!」
フブカですね。
「フブカ、どうしましたか?」
「ウサギ達とケンカしちゃった……」
まあ、またですか。
ウサギさん達のことでしょうから、フブカをからかいすぎたのでしょう。
「フブカ、今回のケンカしてしまったのでしょうか?」
「ウサギ達が、俺の大切な指輪を奪ってきて……」
「またですか、あの子達もよく飽きませんね……
ウサギさん達と仲直りしたいですか?」
「……仲直りしたい。」
そうでしょうね、今回も仲直りを選びましたか。
そう願うなら叶えましょう。
「ウサギさん達を呼んでください。
私の方で話を聞きましょう」
「……!
ありがとうございます。
呼んでくるよ!」
と言って、フブカは奥に行きました。
何故、ウサギさん達はこの子に嫌がらせをするのでしょうか?
疑問ですね。
そう思っていましたら、フブカが奥の方からフブカとウサギさん達が来ました。
「不死鳥様、連れて来ました!」
ウサギさん達がきたようですね。
『不死鳥様~どうした?』
『何で呼んだの~』
「フブカ、少し離れてください。
ウサギさん達から何故からかうかを聞きたいので。」
「分かった!」
『『はーい!』』
と、皆さんが返事た後にフブカが離れました。
「ウサギさん達は何故、フブカをからかいうのですか?」
『……。
フブカの指輪、黒い靄が見えるんだよ。』
『呪われてるみたいだよ~。』
『ニンゲンの恨みが込められているみたい~。』
なるほど……。
此処の山で生まれた子には不思議な力があります。
呪いもそのたぐいなのでしょう。
因みに、私は此処の山の外から来たのでそのような力はありません。
ただ、死ねない燃えている鳥に過ぎないので……。
それよりも、あの子が恨まれている……?
あの子の本当の親が何かをしたのでしょう。
でも、いつから見えるのか?
何故、今になってそうするのかがわかりません。
「あの子の指輪は、拾ったときからありましたよね?
何故、最近になってそのような行為をするのでしょうか?」
『フブカが年を重ねる度に呪いが大きくなっていってるよ』
『最近は、フブカが危険なのではレベルだよ~。』
『一回フブカに言ったのだけど、信じてもらえなくて……』
『最近は本当に危険な状態だから……。』
「そうだったのですね……。
私もフブカに伝えておきます。
フブカを呼んでください。
あと、だからといって悪戯はやめてくださいね。」
ウサギさん達の話が本当ならば、あの指輪は一体何でしょう?
『フブカを呼んだらそのまま戻るね!』
「わかりました。
態々ありがとうね。」
ウサギさん達が奥に行ったあと、少ししてフブカが来ました。
「不死鳥様、どうでしたか?」
「それよりも、ウサギさん達と仲直り出来ましたか?」
やはり、気になってしまいます。
「一応……。」
「ウサギさん達のことを許してあげてください。
あの子達も、貴方のことを思って行動をしています。」
「……指輪のことですよね。
分かっているんだよ……。
持っていると危険なことぐらい……。
でも!
捨てようとするといつも、何だか捨てちゃダメだって……。
思ってしまうんだ……。」
フブカは、ずっと苦しんでいたのですね……。
「フブカは、自分の昔のことを知っていますか?」
「知らないよ……。
でも、俺は外から来たんだろ?」
やはり気づいていましたか……。
「それだけで、十分です。」
「……え?」
「ウサギさん達から聞きました。
ニンゲンの恨みによる呪いだと……。
もしかすると、フブカの本来の親が関係しているのでしょう。
それでも、フブカがその指輪を捨てる必要はありません。
貴方にとって大切なものなら、大切に保管しておきなさい。」
「不死鳥様……。」
私は言いたいことだけ言えたので、後はフブカが決めることだと思います。
「ありがとう……!」
何故か御礼を言われましたが、何か心に決めたみたいですね。
ー更に数年後ー
神様よ、お久しぶりです。
あの日以降揉め事もなく、幸せに暮らしています。
ただ、フブカが前よりもなついてしまって……。
あの子が幸せならいいのですが……。
今回は特にいうことは以上です。
こ の 幸 せ が 続 け は い い の に
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next
はい、続きます。
どうも、あおいおばけです。
まずは、Xの方で基本的な報告やイラストをあげました。
ですが、肝心のアカウント名を書き忘れてましたので、晒します(((
あおいおばけとライア(@obaketola1a)
です。
前書きにも書きましたが、途中辺りから自分が何を書いているか分からなくなっています。
これからもこういうことがよくありますが、温かい目で見守っててください。
タイトルは虫食いになってます。
是非とも、虫食い前のタイトルの考察をしてみてください。
正解は本の世界のストーリー完結後に
基本的に短編は2話構成です。
(次回、司書さんのもう一つの力が……?!)
それでは、本日はご来館ありがとうございました。
またのご利用お待ちしております。
※次回の投稿は、3/1以降になると思います。
※質問、考察、感想等待ってます。