第九話 釘付け泥棒
お仕事、学校お疲れ様です。
ゆっくり休んでください。
私が小説をかけるのも、皆さんのおかけです。
社会というサイクルに組み込まれているからこそ、初めて書けるのです。
いつもありがとうございます。
では、本編へどうぞ!
あれ?おかしなこと聞いたかな?
「なんで黙るのさ。僕がデリカシーゼロイチだから?」
「違うの。驚いたの。」
「どういうこと?」
「ゼロイチと私は同じなのに、違うから………」
「ますますわかんないよ。」
「今はいいの。そんなことより今は帰ろ!」
ガラシャの家は、キングドナルドから10分ぐらいの所にあり、大学からも近い。玄関まで、着いてしまったのだが、ゼロイチがガラシャの胸元をよく見てみると、十字架のネックレスがあった。それが何か、気になったが、今聞くことではないと感じ、聞かなかった。
ガラシャが鍵を開け、扉が開いた。
「あれ?誰?ゼロイチ。」
キングドナルドとは、反対の方向から、謎の女性が走ってくるではないか。
「わあ、ちょ、ちょっと、ぶつかるって!」
焦るゼロイチ。女性は止まらない。
どすん。と、音がしたように女性とゼロイチがぶつかった。女性は、転倒し女性の胸が、ゼロイチの頭にのしかかる。
「いてて。」
「危ないじゃん!小学生!」
翼をバサバサと音を立てながら、起き上がる女の子。
「大学生だ!というか、危ないのは君だからね!」
「私は、急いでいるの。キングドナルドに行きたいの。不届き者!」
よく見てみると、黒いパーカーに赤の靴。靴下には、赤のラインが縦に入っている。どういうことかは、わからないが黒い翼が生えている。
「え、えぇ。そういうことならこっち行ったら?って君、下半身パンツしか履いてないじゃん!ハレンチだよ!」
「阿呆!水着だよ!じゃあ、行くから!」
「あ、うん。」
「ちょっと待って!」
「何さ。」
「道、教えてくれてありがとう。名前は?」
「この子はゼロイチだよ〜」
「ちょっと!ガラシャ!」
「では、また会おう!おっといけない、またね!ゼロイチ!」
「あ、うん。君は?名前なんていうの?」
「ルミ!」
そう言うと、彼女は走り去ってしまった。余程、急いでいたのだろう。
「ただいま〜」
ガラシャが一人暮らしなのにも関わらず、ただいまと言ったことをゼロイチは気にも止めないが、先程ぶつかって尻餅をついた。ゼロイチの着ていた白シャツに、赤の袖無しセーターに何かがひっかかっている。
「何これメガネ?」
ゼロイチはメガネをかけてみたが、特に何も起こらない。度が入っているわけでもなく、視界は変わらない。ゼロイチはとりあえず、そのメガネをかけておいた。
ゼロイチは気づかなかったが、なんとも奇妙である。なぜなら、ゼロイチは今は顔はないのだ。なぜ眼鏡がかけられるのだろうか。至極不思議である。
誰のメガネなんでしょうね。気になるところです。
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いつもありがとうございます!
次回までどうぞよしなに!