第八話 チェストコンフュージング
昔なかったのに、今あるものってありますよね。
温故知新。古きを知り、新しきを知る。
若い頃あったのに、今ないものもありますよね。
例えば………
本編へどうぞ!
帰り道、二人はなぜ、働けなかったのかで、議論していた。
「ホームレスにでもなれってこと?おかしいよ。こんなの。あ、公園あるね。ここも同じなんだ。ちょっとトイレ!」
「はーーーい。行ってらっしゃい!」
ゼロイチが用を足そうとすると、影からターラが出てきた。
「え、あ、どうしよ、え、ちょっと待って、ターラ!見ないで!恥ずかしいよ。」
「はあ、ゼロイチは、下着見られるだけで、恥ずかしい金。困ったもん金。」
「ターラ!あんまり大きな声だと、ガラシャに聞こえちゃうよ。」
「大丈夫金。ガラシャちゃんは………なんでもない金。それにしても、女の子の家に泊まるなんて、やり手金。」
「なんで知ってるの?聞いてた?」
「全部伝わってくる金。」
「ええええ!」
「そんな、驚くことでもない金。学童期か、青年期か、わからない金。」
「大学生期だよ!」
「何を言ってるのかわからない金。」
「そういえば、なんで僕働けないの?キングドナルドで断られたよ。」
「んー。理由は聞いた金?」
「あ………」
「理由を聞く金。」
「ゼロイチ〜まだーー?」
「まずい!ガラシャだ!」
「えーー?なーにー?」
「隠れる金。」
なんだろうかこの気持ちは、ターラと話す時、ターラの胸が丁度ゼロイチの視線に来るのだ。ターラは、露出度の高い服装をなぜかしており、唯一お金の頭をしていないターラは、頭に赤い花の髪飾りをしている。今まで、ゼロイチは女性というものを意識したことがなかった。男友達と変わらないもだと、意識的に差別したことはなかっのだ。ただ、ターラの格好を見ていると、ちなみにターラの格好は、赤いへそ出しの胸元が大きく開いた衣装で、上から、白い羽織を着ているような天女のようで、どこか神々しさも見受けられた。へそを出しているため、素肌が見えており、胸元からも白い透き通ったような肌が見えていた。ゼロイチは、それを胸というものだということを知っていた。
ゼロイチが不思議に思ったのは、ターラには、あるのにガラシャにはないのだ。さぞかし、不思議に思っていた。ガラシャは青色、もしくは、青紫に近い着物を着ているためか、見た目からはわからないのだが、ゼロイチは自分にはないもののため、少しばかり気になっていた。
「ごめん。ごめん。遅くなっちゃった。」
「いいよーん。」
「空が暗くなってきたね。帰ろうか。そういえばさ、ガラシャ胸ないよね。」
「ああん?」
「なんでもないです。」
「デリカシーゼロイチ。」
「なんで着物着てるの?」
「・・・」
いつもありがとうございます。
毎日の励みになります。
誤字脱字等見つけられましたら、コメント頂けると幸いです。
感想もお待ちしております。
この作品では、私の中では、今までにないことを実は、やっていますので、読者の皆様がどう捉えているのか、その心境がとても気になります。
厚かましいようですが、読んでいただきありがとうございます。
少し、長いですね。これで終わりではありませよ。
次回まで、どうぞよしなに!